1986年・小中和哉監督
久しぶりに「星空のむこうの国」をスクリーンで見ることができました。
横浜西区シネマノヴェチェントで今日から16日まで小中和哉監督ファンタスティック映画祭と銘打ち、過去作を上映する会に参加。
シネマノヴェチェントは、かつて小田急よみうりランド駅近くにあったグリソムギャングという小さな映画館が移転されたもの。グリソムギャングは近かったこともあり、頻繁にお伺いしていましたが、移転されてからは足が遠のいており、今回初めての訪問となりました。
上映会後トークショウがあり、小中監督・坂口理沙役の有森也実さん、尾崎役の関顕嗣さんが登壇、トークショウの中身についてはSNS等での発言禁止ということで書けませんが、当時の話を中心に興味深いお話が聞けました。
個人的に初”生”有森さん。関さん、神田さん(昭雄役)には、10年前”グリソムギャング”での上映会でお逢いで来ましたので、これで主演3人コンプリート!!
(前回の小中監督特集の記録、ちょうど10年前になるんですね)
hee.hatenablog.com
有森也実さん。
TBSのドラマ「中卒・東大一直線 もう高校はいらない!」でデビューだったのですが、このドラマ見ていて、「なんてかわいい子だろう!!」と一目惚れ。それ以来のファンだったりします。その有森さんの商業映画デビューということ、そしてそれが昔から好きだった「少年ドラマシリーズTHE MOVIE」ということで注目をしていました。上映をした文芸坐も学生時代よく行っていました。
これまでたくさんの作品に出演されていますが、有森也実さんの代表作はこの「星空のむこうの国」と言って過言ではないと思います。それくらい輝いています。
もう50歳を越えている。67年生まれだから54歳?いやーほんとお綺麗でした。いい歳の取り方をしているって感じで。
当時のパンフレット《復刻版》の販売もあり、久しぶりに中身を見てみる。当時購入し今でも持ってるのに買ってしまったw
当時のワープロ文字が懐かしいww 最終ページ見開きでヤンジャンの宣伝ww
見るとクランクインは1985年3月27日、尾崎・昭雄の下校シーンから。翌日には、名シーンの夜の教室。そして3日目の3月30日には、ラストの待合室シーンを撮っていたんですね。
私、てっきり順撮り(シーン順に撮影)をして、ラストシーンだけクランクアップ後別日撮りしてるのかと思いこんでいました。それくらい、理沙役の有森也実ちゃんは徐々に弱っていき、ラストシーンはとても健康的な女の子になっていました。也実ちゃん、初主演18歳でこの演技。素晴らしいです。よく考えたら低予算で順撮りありえないですね(^^;)。
さて、この「星空のむこうの国」セルフリメイクされて今月16日から公開されます。
昭雄役は先週まで「ドラゴン桜2」で”ガリ勉”藤井君役の鈴鹿央士くん。
小中監督ってブレイクちょい前の役者さん使うこと多いですね。
有森也実ちゃんは「星空ー」の後、松竹の大作「キネマの天地」で主役。土屋太鳳ちゃんもこの後NHKの朝ドラ「まれ」で主役をし国民的女優の仲間入り。
今回のリメイクで有森さんは86年版にはいない理沙の母親役で出演されています。
舞台挨拶抽選当たるといいなぁ。
リメイク版「星空のむこうの国」予告編。
www.youtube.com
あ、同時上映だった「赤いカラスと幽霊船」(1989)も面白かった。初見。61分。横浜博テーマ映像作品。
子役時代の山本耕史。エンドロール出るまで気が付かなかった(^^;)。幽霊船デザインは宮崎駿。年代的にはトトロの後くらい。これ短編だけど、もしかしたら「星空ー」よりもお金かかってない?
=2021.07.07追記=
小中監督から当記事への返信をtwitterでいただきました!「星空ー」が低予算なのは知っていたけど、なんと10倍以上とは…( ゚Д゚)。
トークイベント参加ありがとうございました。ブログもありがとうございます😊
— 小中和哉 (@kazuyabear) 2021年7月7日
ブログの質問ですが、赤いカラスは横浜博覧会のテーマ映像なので短編ですが『星空のむこうの国』の10倍以上の製作費です。