先週末から公開。待ち切れず会社帰りの最終回に滑り込み。まわりはカップルだらけでほとんど満席。おっさん一人はあんましいない…(^_^;)。
これまで新海誠監督作品はすべて観ていますが、短館上映だったり、期間限定上映だったりと、今回のように全国一斉公開ではなかった為、映画館で観たのは実はこれが初めて。夏休み中ということもありますが、公開3日目で最終回も満席と大ヒット。同じ公開3日目に観た「シン・ゴジラ」よりも入りはよかった。
というわけで公開3日目でネタバレ書くわけにも参りません。まずは予告編を↓
ぎりぎりでチケットを買い、入替待ちをしているとカミさんに声掛けられた。第一声が「「時をかける転校生」ではなく、「星空のむこうの時をかける転校生」だったよ」と。
「時をかける転校生」というのはパンフレットの中でアニメ評論家氷川竜介さんが言っていました。
私的には、
・「星空のむこうの国」(’84小中和哉監督)
・「時をかける少女」(’83大林宣彦監督)これは、’06年の細田版も影響受けていると思う。
・「転校生」(’82大林宣彦監督)
さらにいえば、「サマーウォーズ」(’09細田守監督)も入ってるような気が…。
これらの作品を新海ワールドにつっこみ再構成した感じというのは、あながち間違っていないと思う。
新海作品は、とにかく映像が綺麗なので、それを見るだけでも十分元を取る。
新海作品は、時間と距離によって隔てられた男女の物語が常に主題となっています。今回も同様。青春時代の切ない感じを描かせたら、当代一の作家さんだと思います。
前半のコメディ展開と後半のシリアスな展開のバランスも良く、語りすぎないのも良い。
なので、映画を観た後ノベライズを読むと、曲だけで散文的に描かれた日常もちゃんと物語として描かれていますので、お勧めです。