土日ヒマだ…と無駄に時間を過ごしてしまったが、よくよく考えてみたらお台場のガンダムが、今日までだということをすっかり忘れていた…ショック。
「24時間TV」は30分位見た。70歳の徳光さんが63.2kmを完走されたのは、番組スタッフの完璧なバックアップがあったにせよすごいです。24時間TVでのチャリティマラソンは今年で20年目らしい。確かにへろへろになってゴールする姿は美しいし、がんばった姿は心を打つんだけど、「がんばって」「お疲れ様」「感動」を引き出すためのチャリティマラソンの在り方はやはり???で、本末転倒な感じがしてどうも好きになれません。しかも最近は、「こんなに高齢の方が頑張ったんだから、困難に負けずに頑張れ」とでもいうかのように、ランナーの高齢化に拍車がかかる。
感動も善意も押し売りをしてはいけないと思う。最初の頃の24時間TVには、そういうものがなかった。確かに地味だった。会場では募金を集めるだけ、挟み込まれる番組は、作業所や老人ホームの慰問風景、チャリティお風呂カーの入浴風景などどのようにお金が使われたかを紹介する番組。エンドクレジットの最後に「本当の主役はあなたです」と出てこなくなったのは何故だろう。
エンターテイメント色が強くなった頃からこういうプログラムが徐々に消えていき、障害者に無理やり遠泳させたり、今回のように山登りさせたり、どこまでが自分の意思かよくわからない視聴者目線の感動の押し売りプログラムが多くなった。
それでも1日のチャリティ番組で3億近いお金を集めるのはすごい。すごいけど、お金を集めることよりも、いま日本で、世界で困っている人たちを映し、その人たちの為に今自分は何が出来るかを考えてもらうような番組作りをしてほしい。そう「本当の主役は(テレビの前の)あなたです」のテロップが示すように、1年365日のたった1日のお祭り騒ぎではなくて、番組を見た人が、明日からもう少し優しい気持ちになるようなそういう番組になるといいなと思う。最初の数年間のように。