今年も昨日一昨日やってましたね。第42回ということはなんだかんだ言われながら42年も続いている”チャリティー番組”。
欽ちゃんやピンクレディが出ていた最初の頃は結構楽しく見ていたんですが、今はもうほとんどチャンネルを合わせることはありません。
障害者や難病の人に無理やりスポーツさせたりして、更に意味不明な「チャリティーマラソン」。
こういう作り方は本当にいいんだろうか。たくさんのタレントや歌手が出て歌番組と何ら変わらない。注目を集める為に必要なのかもしれない。それで人が集まって日本武道館(今回は両国国技館)に募金を持ってきてくれる。
でも多額の製作費をかけ、タレントの出演料を考えると「それそのまま寄付した方が良いのでは?」という疑問を持つ人がいてもおかしくない。
今から39年前に「24時間テレビ」の初代総合司会をオファーされた萩本欽一は、高額なギャラを提示されても断り続けたという。オファーを断り続けていたが最終的に「24時間テレビ」側が今までにない破格の金額を提示したところ、萩本欽一はようやく承諾したそうだ。その金額はなんと1億円だったそうで、その金額で「24時間テレビ」の総合司会をオファーを引き受けた萩本欽一は「そのギャラ、全部チャリティーに回してくれ」とスタッフに頼んだ。萩本欽一はチャリティーに回すためにギャラの額をつり上げていたというのだ。萩本欽一は「24時間テレビ」ノーギャラで司会やっていたそう。
24時間テレビ。
昔は募金で買った「リフト付きバス」「訪問入浴車」「電動車いす」の贈呈と、どんな風に使っているかをレポートした硬派な番組作りでした。「訪問入浴車」で嬉しそうにお風呂に入るおじいちゃんおばあちゃん。今は障害者の人に無理やりダンスをやらせ、歌を唄わせて、山を登らせ、泳がせる。感動の押し売りのオンパレード。挙句の果てに芸人のマラソン。一生けん命走る姿は立派です。でもギャラは500万とか1000万だとか言われてるのを聞いて興覚めです。箱根駅伝の選手は、お金の為に走っていない。
見てもらうことも大切なので第1回に戻れとは言いません。でも少なくともスポンサーはテレビ放映する為の費用を寄付し、出てくるタレントはすべてチャリティで。その為には各芸能事務所が協力すべき。
チャリティじゃない=ギャラが払われる事が嫌でこの番組に出ないタレントも多いと聞きます。
本当の意味でのチャリティ番組にした方がよっぽど国民に訴えかけるんじゃないかなと思うんだけどなぁ。
あ、できれば日曜午前のアニメは復活してほしいかな。