疲れた時に聞きたくなる曲のひとつが、映画『がんばっていきまっしょい』のテーマ 「オギヨディオラ」です。
ogiyodiora
映画版もよかったのですが、TV版も よかった。
2005年のTV版「がんばっていきまっしょい」で、不良っぽい中田三郎(内博貴)が悦ネェ(鈴木杏)にむかってこう言います。 「人間の細胞は日々何万個も再生されるんよ。一週間もすれば、外見は同じでも、どんどん違う人間になってしまうんよ。この自分は今しかない。だから、やりたいことやった方がええ。」
このblogでも何度か触れていますが、名言だと思います。科学的な話をすれば、細胞の多くは日々再生を繰り返していますが、100%入れ替わるわけでは勿論ありません。「新しく生まれ変わる」というのはさすがに言い過ぎですが、常に外側にある肌細胞は定期的に結構な量がはがれ落ちてしまいます。なので数週間ごとにすべての肌細胞が新しくなります。同じように赤血球は4ヶ月で役目を終え、白血球は2か月くらいしかたないとか。一方で入れ替わりが起きないのは大脳皮質に存在しているような神経系や、歯のエナメル質とかは再生が効きません。再生すればこんなに歯で苦しむことはないのに…。
身体の部位によって再生するものしないものがあるわけですが、それでも入れ替わる細胞がある以上、中田三郎が言うように「今日の自分は昨日の自分とは違う」というのは間違いではないと思います。
それを老化と考えるか、成長と考えるかで生き方は変わっていくと思います。
再生能力は落ちているわけで、皮膚は弛み、黒い髪は白くなり、筋力も落ちていく。これは抗っても仕方ありません。
でも”いい年の取り方”というのはあるはずです。歳を経るごとに邪悪な顔つきになる人がいる一方で、穏やかな顔になる人もいます。
「人間の細胞は日々何万個も再生されるんよ。一週間もすれば、外見は同じでも、どんどん違う人間になってしまうんよ。この自分は今しかない。だから、やりたいことやった方がええ。」
立ち止まってなんかいられません。「こうしておけばよかった」と、歳をとってから後悔したって間に合いません。
人に迷惑を掛けない事であれば、やらないで後悔するならやって後悔する方がよいと、最近特に思います。
やりたいことをやり、欲しいものを買い、食べたいものを食べ、呑みたいもの呑む為には仕事しないと!
働かざる者遊ぶべからずですw