帰宅直後に自宅で男性2人暴行を受けたNGT48の山口真帆さんがついに卒業することになった.
NGT48も山口真帆さんも全く興味がないので、どんな人か全く知りません。ただ組織運営として間違いなく悪手を差し続けた運営側は、NGTにとどまらずその他のAKBグループの去就にも影を落とします。
図らずも昨日から始まった日曜劇場「集団左遷!」も組織を守るために12の支店を廃店にする為、福山雅治演じる新任の支店長に「何もするな」と命じる。配属先の蒲田支店は統合を機に全員リストラされるという。
大(組織)を守るために小(個人)を切り捨てるなんてことは、世の中ではよくある事。組織に組み込まれれば、個人の意思はどうあれ、組織を守る事が自分の生活を守ることになる。それは保身以外の何物でもない。
管理職というのは組織の意思を体現する為にいます。高い地位に就けばつくほど、組織の存続が第一で、個人を切り捨てるなんてことは平気でやります。
組織なんてその程度のものだということを理解して、逆に利用するくらいの気持ちでなければ、いざ自分が切り捨てられる側になった時にどうにも立ち行かなくなります。
個人では成し遂げられない事を集団で行う。その発想そのものは生きとし生けるものの本能的なものです。種が生き残るためには、邪魔なもの、用のないもの、種に仇名すと思われるものは排除される。それは、組織と呼ばれる実体のないものの意思。
それぞれの思いが同じベクトルを向いている時は問題ないし、それを疑問に思わない個人の集まりであればそれはそれで幸せですが、人は集団の中の1個の細胞ではなく意思を持ったもの。
長いものには巻かれろ、というのも処世術の一つですから否定はしませんが、私、昔からあらゆる組織に疑問を持っています。
大切なのは個人の想い。それは何人たりとも邪魔することはできないし、いくら間違っていたとしてもその責任はすべて自分が負うべき事。
とはいえ、人間は一人では生きていけないのもまた事実。社会や組織のルールはちゃんと守るけど、必要以上に社会や組織に取り込まれない事が大切だと思います。