55といえば、コント55号。坂上二郎と萩本欽一。
55といえば、松井秀喜。
…。
誕生日おめでとう。
遂にaround60突入です…orz。
ここまで生きると思わなかった。そもそも”夭折”に憧れていて、「あの人いい人だったよなぁ」と言われるのが夢でした。これまでやりたいこともそんなになく、小説や漫画の続きが気になる程度。でも最近、小説も漫画も綺麗に完結する事なんて全然期待できないし、もうどっちでもいいやと思っていました。
生にしがみつく、もっと言えば若さにしがみつくなんて見苦しい。であれば、早いうちに死んでしまいたいと思ってました。あ、自死を選ぶ事はしませんが。
ところがいつになっても死なない。死にそうになく。身体のあちこちが痛かったり、耳や目や足が不自由になってはいるものの、病院に行ったり治療したりして、一応だましだましであれば通常の生活が送れる程度の健康を維持。そんなこんなでこの年まで生きてしまった。。
そんな思いを抱えていましたが、数年前から少し心境の変化があり、「生きたい」と思うようになってきました。
やりたいことが沢山あり過ぎて、時間が足りません。80歳まで生きたとして、あと残り25年。これまで生きてきた年数の半分以下です。この25年で何ができるかと考えた時、
例えば、
読める本の数は 年間60冊として1320冊。
観れる映画は、年間20本として、500本
弓道の審査は年4回フル受審したとして100回、年1回なら25回。
サックスレッスンは月2回なので年24回。600回。
仕事もそう。
今年で役職定年になり60歳まで雇用継続なので後5年1826日。こんなに通わないといけないのか。その後も年金貰うまでは働かないといけないけど。
かように、簡単に数えられてしまう。
すると時間を無駄にできないなって思い始めました。
手塚治虫は「火の鳥」を完結できなかったし石ノ森章太郎も「サイボーグ009」を完結させられなかった。半村良も「太陽の世界」を全100巻と自称しながら18巻までしか描かなかった。栗本薫のグインサーガも別の作家が書き継いでいるとはいえ、もはやオリジナルではない。結局人の人生はすべからく道半ば。
今年もSNSでたくさんの友人からバースデーメッセージを頂きました。もう何年も会っていない人も多い。恐らくそういう友人と会うのは、残りの人生であと数回しかないに違いありません。
と考えると、機会があれば人と逢うことも躊躇してはいけないし、楽しい時間を過ごした方が良い。
あとどれくらい、好きな事が出来るだろう。
いろんな目標はありますが、まずは健康第一。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。