正直、ほんとどうでもいい。昨日の「NEWS ZERO」(NTV)は、番組のほとんどを費やして、引退会見を伝えていました。この会見のおかげで、アメリカの地震(M5位でガタガタ騒ぐなっ!)、今後の日本の命運を左右しかねない法案関連、ぐちゃぐちゃな政局がすべて端に寄せられてしまった。さらに先日のお台場の放送局に対する前代未聞のデモ騒ぎもほぼすべての局がスル―。こんな話を、遅い時間とはいえTOPニュースで大きく報じる日本のTVは完全に終わってます。
暴力団と興行(芸能)って、切っても切れない縁がある。元々、興行を無事に行う為に地元の暴力団に頼ったり、暴力団そのものが興行師だったりするケースもある。だから、いくら時代的に許されないとはいっても、暴力団との癒着がない方がおかしいし、しかも何年も前に行き来があったからといって、いきなり何本ものレギュラー番組をかかえている人気司会者を下ろすには理由が弱すぎる。暴力団との癒着っていったら、演歌の世界とかもっとすごそうだ。 だからと言って、ただでさえ後輩をおもちゃにして番組を成立させるような最近の専横振りが目に余る彼は、正直観ていて気持ちの良いものではなかったし、引退するのは願ったりかなったり。
とはいえ、80年代のTHE MANZAIから今日まで、第一線で活躍し、おもちゃにしているとはいえ数多くの若手をどんどん引っ張り上げていたり、人やもののいじり方は大変上手、語彙も豊富。たくさんの人が言うように確かに才能ある人だと思う。
金にうるさいといわれている吉本興業が、記者会見まで開いて彼を引退させた真の原因に興味がわくのは否めない。年10数億稼ぐといわれる彼を、数年前のカビの生えたようなことを取り沙汰して引退させる(自分で引退するといったらしいけど)のは、今後官憲の手が伸びた時にそれ以上の損害が出ることに対する予防線と見られてもしょうがない。
「引退します」「はいそうですか」では恐らくすまないでしょう。TVは前述の通りあんまし期待できず、あまつさえ美談に仕立てようとしていますので、どこまで週刊誌が追いかけるか見ものです。
どうでもいいけどね。