日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「君たちはどう生きるか」


(公開5日目なのでネタバレはなしで)
宮﨑駿監督最新作。

本来なら朝出勤時間と同じ時間に家を出るのがリハビリになるんですけど、昨日の様子ではまだ人のごった返す駅には行けません。映画朝いちの回でも9時に出ればよく、これならば駅も通勤時間ほど人はいない。
それでも昨日やっぱり気持ちが悪くなったので、念のため精神安定剤を飲んで出かけました。先日の「怪物」の時は、映画が始まる前まで動悸が激しかったのですが、薬のおかげか問題なく過ごせました。

タイトルは吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』からとっているものの、内容は全く関係ありません。ただ、主人公が母から贈られた本で、読みながら涙するシーンはありました。

東宝によると昨日までの4日間の興行収入が21億4000万円を突破したと発表。2001年公開の「千と千尋の神隠し」が公開後4日間の興行収入(19億4000万円)でそれを超えているとのこと。でも¥広告費用が掛かっていないから、純益はさらに高いでしょう。予告編、TVCMをはじめ一切の宣伝なし、パンフレットですら後日発売という徹底ぶり。映画で宣伝をしないでお客さんを呼び込めるというのは、それだけジブリ作品特に宮﨑監督への信頼あればこそ。ジブリ作品っていうだけであれば、「レッドタートル ある島の物語」という大赤字の作品がありましたが、鈴木プロデューサーがからんではいるもののジブリ制作というものではなく、”ジブリだったら手放しでヒットする”ということはないことは、これで証明済。やっぱり宮﨑駿というクリエイターの作品であるというのが、お客さんを呼び込む最大のバリューなんですね。


そもそも前作「風立ちぬ」で宮﨑駿はかなり自分をさらけ出して作品を作っていて、これをもって引退というのも理解できました。引退撤回後の今作はさらに自分の原体験も含め作品に込めた。宮崎駿という作家の最後の一滴を観た感じ。
自分がアニメ作家として大成した結果、後進に伝えたい事があるというのはわかるけど、若い人には若い人の考えがあり、そのままの形で引き継ぐことはない。でもそれでいいのではないかという達観も感じましたね。
宮﨑監督も御年82歳ですから、引退宣言などしなくてもこれが最後の長編になるでしょう。


ちょうどお昼時で、朝よりも駅前には人がいっぱい。途端に気分が悪くなり、家に帰りまたエネルギーゼロ状態。
やっぱ無理してはいけません。。

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