「冬のソナタ」以来、相も変わらずTVでは韓国ドラマ大はやり。いつも行くTSUTAYA横5m位の棚1本が韓国ドラマで占められる。。
日韓ワールドカップ前、今から丁度10年前位に、鷺沢萠にハマって貪り読んでいました。鷺沢さんの祖母は韓国の人。その事実を後年知りどんどん韓国に傾倒していく鷺沢さん。私も歴史的な経緯はある程度知っていましたしその当時でも嫌韓の人はいましたが、「一番近くの国なんだから仲良くしないとね、キムチ好きだし。」と思っていた時期がありました。
しかし、日韓ワールドカップでの日本に対する奇妙な敵意、その後、教科書問題や訳のわからない理由をこじつけて無理難題を押し付けるあの国の在り方に疑問を感じ、改めて日韓関係に関するたくさんの本を読みました。
結果として、韓国への興味は失せ、もうこれ以上譲歩すべきではないし、そもそも彼らの妄言に関わることの虚しさを知りました。あらゆる日本のものを韓国起源と言ったり、日本海の名称を東海と呼称するのにサイバーテロまで行う異常性。あたかも日本の企業と見紛う欧米での韓国企業CM…。
韓流の男性、女性アイドルだって、何故そんなに嫌いな日本に来て稼ぐのか。羽田空港に「「竹島は日本の領土です」これにサインしないと日本での営業活動は認めません。」とでもすればよいのに…と思ったり。おっと、これでは同じ土俵に乗ってしまう。
この本では、韓国がいつまでも謝罪、賠償要求したりするのは、自分たちでなしえなかった独立と近代化が、実は日本の力で出来たことを認めたくないからだという。日韓併合時代にインフラを整備(それすらも朝鮮戦争でほとんどなくなったという妄言を弄する)しただけでなく、官民の隔てなくたくさんの日本人が日本的精神を残していった。それは、軍先行の安全保障上の併合だったかもしないけど、現実として35年間の日韓併合時代が今の韓国繁栄の基盤を作ったことをいい加減認めたらどうだろう。
近代史を振り返らず、いきなり中世復興(しかもテキトーに美化した)をしたり、人の国の教科書にとやかく言う前に、自国の歴史をしっかりと見つめ、正すべきは正すことが出来なければ、いつまでたっても真の先進国の仲間入りは無理でしょう。
最後に筆者は言う。「アジアには深入りするな」と。最近よく語られる「東アジア共同体」は中国を中心とした21世紀版「大東亜共栄圏」だと。アジア対欧米の図式の中、近隣諸国に持ち上げられたとしてもうまく利用されるだけ。私としてはTPPは難しい問題ではありますが、南北アメリカ大陸諸国、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなどの海洋国家と協力して太平洋に面する環太平洋連合の方が今後の日本に益すると思う。あ、でも中国、韓国、北朝鮮も一応仲間になっちゃうのか。朝鮮半島は、太平洋に面してないじゃん。
いい加減、日本離れして→韓国。

- 作者: 黒田勝弘
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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