日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「吸血鬼ゴケミドロ」 を観る。

 昨日の飲み会で泥酔→翌日出勤困難な事態を想定し、有給休暇を取っておきましたので、今日は休み。年賀状を作ろうと思いましたが、"辰"ってあんまし可愛くなくて、いい図案が見つからず断念。でも、今週中にはやんないといけないんだよね。
 昨日もらった「マリオカート7」、ちょっとだけ・・・と思ったら、結構面白くて小一時間ハマる。wifiで世界の人と出来るってのはすごいです。どこの人か地球儀が出てきて判る。ブラジルとかスペインとかフランスとか、1回しかレースしなかったけど、日本人は自分含めて8人中3人しかいなかった。なんかグローバル。
 さて、そんな中、録りためたDVDの中から何か観とかないとたまる一方なので、1本だけ観る。選んだのは「吸血鬼ゴケミドロ」(1968年松竹・佐藤肇監督)。何故これを?自分でもわかりません。観たかったんです。
 なんだかすごいタイトルでしょ、「ゴケミドロ」。宇宙からアダムスキー型っぽいUFOで飛来したゲル状生物。それがゴケミドロ。地球人を抹殺する為にやってきたんだそう。自分でいってるんだから間違いありません。このゲル状生物が、人間の眉間から鼻筋にかけてかち割って脳内に侵入すると、"吸血鬼"になって人を襲います。
 円盤とニアミスして、人里離れた山の中に墜落した飛行機の生存者が、このゴケミドロに寄生された人間にひとりひとり襲われる。見どころは、パカッと割れてゴケミドロが脳内侵入するシーンと、取りつかれた男、寺岡(高英男)の演技。眉間に、侵入跡の赤い切り口も鮮やかに、瞼を一切閉じないデロリとした二枚目に追いかけられるのは怖い。気丈なスチュワーデス(今で言うCA)の朝倉を演じる佐藤友美の白いブラウスと紺のスカートがとてもすてき。
 それにしても、墜落先不明にしては、ちょっと歩いただけで高速道路のインターチェンジに出てしまうのは???です。しかもエンディングがあれでは何とも後味の悪いお話。
 まぁね、「キル・ビル」のタランティーノ監督が大好きと公言してはばからない怪作である事は間違いありません。ある意味現代風にリファインし甲斐のある作品なので、ちゃんとリメイクしたら面白くなるかもしれません。
 
 そうそう。これ観て思ったのは平井和正の「死霊狩り」に似ています。勿論「死霊狩り」の方が全然面白いですが、ゾンビー化の描写とゴケミドロに寄生される描写は全くおなじ。それと、今やっている「妖怪人間ベム」の柄本明扮する謎の男の緑色の粘液を人に寄生させるのも似ています。

 お勧めではありませんが、わずか84分(ドラマの中でも数日)で地球侵略完了しちゃうのに興味のある人は是非。繰り返しますが佐藤友美、すてきです。

あの頃映画 「吸血鬼ゴケミドロ」 [DVD]

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