今から67年前、300機を超える米爆撃機B29が焼夷(しょうい)弾で空襲、東京は焼け野原になった。死亡、行方不明者10万人以上、被災者100万人以上、被災家屋25万以上。今日、広島長崎の原爆投下は、当事者であるアメリカでさえ、本来必要なものではなかったという意見が出るけど、東京大空襲にはそういった反省の弁はない。
街の消失を目的とした無差別爆撃。戦争だから軍施設を襲い無力化するのは理解できるけど、アメリカの戦法は、その他の大都市の空襲を含め、あまりにも人の命を軽視した作戦だ。しかも戦後、東京大空襲を立案、実践指揮した、カーチス・ルメイ少将に、事もあろうに1964年、勲一等旭日章を与えている。いくら航空自衛隊の育成に貢献したからといって、10万人以上の日本人を殺した張本人に、だ。授与決定した池田勇人(授与したのは、次の佐藤栄作)ばかじゃねーの。と思いつつ、いつまでも恨みごとを繰り返す近隣某国もなんだかなぁと思うけど。。
勿論自分は戦後生まれで、東京大空襲は勿論、戦争体験はないけど、見聞するにつけ大きな憤りを感じます。
当時の写真を集めたサイトをご紹介↓
http://www.kmine.sakura.ne.jp/kusyu/kuusyu.html
一枚だけ転載させていただきます。
上の写真を見るとわかるけど、あの地震、津波の被害にあった東北沿岸の街の様子と酷似しています。しかし、これは自然災害ではなくて、人が行なった結果です。
今日、3月10日は、東京大空襲があった日。そして明日は、昨年「東日本大震災」あった日。震災、津波も、とても悲しい出来事だし、忘れてはいけない事だけど、その1日前の今日、人が人を計画的かつ大量に焼き殺したという事実を、少なくとも東京で生活を営んでいる人は忘れてはいけないと思う。