日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

本当に1日度失敗したらダメなのかなぁ。

「失敗すればするほど幸運は来る。若い間に、いっぱい失敗して、挫折してください」――2012年のノーベル生理学・医学賞に決まった山中伸哉教授の発言が、ネットで物議を醸している。普通の人にとっては、日本は「1度失敗したらもうダメ」な社会なのに、安易に失敗を勧めて欲しくない、という反発が起こったのだ。■その一方で、「そう思い込んで諦めてるからだ」「どういう姿勢で臨んでいるかが重要だ」といった意見も出た。■iPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞に決まった京都大学の山中伸哉教授(50)が、高校生らに「1回成功するために、9回ぐらい失敗しないと幸運は来ない。若い皆さんには、いっぱい失敗してほしい」「ジャンプしようと思ったら一度屈まないと跳べない。失敗を恐れず、思い切り屈んで」などと自身の経験を踏まえて語り、エールを送った。■2012年10月12日、東京工業大学(東京・目黒区)で開かれたノーベル賞受賞者を囲むフォーラム「次世代へのメッセージ」に登壇した際のことだ。■次世代の挑戦を応援するための一般論と思われるのだが、この発言に一部のネットユーザーが難癖をつけた。■失敗を繰り返して「幸運が来る」のは山中教授のように才能豊かな人だけで、普通の人にとっては、受験や就活で1度挫折したら這い上がるのは難しいのが日本の社会の現実なのだから、安易に失敗を勧めるな、というのが大方の言い分だ。■「それ(失敗)を許容する空気があればな」「(失敗したら)派遣、ニートまっしぐら」「日本は受験も就職も1回で合格しないとほぼ詰みの国だもんなw何でこうも失敗に厳しい国になっちゃったんだろ…」といった感想が投稿され、「ノーベル賞取るほどの人材に言われても、世間の温度とだいぶ乖離してる」「研究者は甘っちょろくていい」などと非難する向きまで出た。■ただ、山中教授については親から家業に向いてないといわれ、医学の道に進んだものの手術が下手過ぎて「じゃまなか」と呼ばれたなど、「落ちこぼれ」エピソードも広く知られる。別の場所では「失敗ばかりで泣きたくなるような20数年でした」とも話していた。 それを踏まえて、「説得力ある」「この人のしてきた失敗や挫折を俺が経験したら間違いなく引きこもって鬱になる」とする投稿もあった。さらに、「1度失敗したらもうダメ」を言い訳にして何もしないのを疑問視する声もあがった。■「自分がそう思って諦めてるからだろ。この話は試行錯誤した末での失敗なら次につながるってこと。何もしてないせいで失敗、挫折したなんて初めから論外」実業家でグロービス経営大学院の学長を務める堀義人氏も13日、ツイッターにこう書いた。「『日本は失敗を許さない』と言う人がいる。それは間違いだ。(中略)失敗・成功の尺度でなく、どういう姿勢で臨んでいるかの方が重要なのだ。周知を集め、誠実で勤勉に働いている人には、失敗しても必ず手が差し伸べられる」(J-CASTNEWS 2012/10/15 18:58 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4314759.html)


 捲土重来とか、臥薪嘗胆とかは死語になっちゃったんだろうか。
 ノーベル医学生理学賞を受賞した中山教授の言葉は至極まっとうです。失敗をしたら怒られる。そんなことは昔からあったし、やくざさんの世界では、"指を詰めたり"したもんです。あることを任されるというのは、責任が発生して、その責任をまっとうすることができなければ、それなりの罰を与えられるのは、社会においては当たり前のこと。それを"なぁなぁ"で済ましてしまうから、「失敗してもこんなもんか」と舐めて掛かるから、同じ失敗を何度も繰り返す。そういう若者が増えているのは事実。
 「ちょっとした失敗でそんなに怒らなくても」とは、私たちも若い頃思った。だから今若い子達に怒らなかった結果、怒り耐性のない若者が増え、だから自分の失敗の重要性の多寡が理解できず、結局失敗を恐れてしまう。
 大きな失敗と小さな失敗の差は、普通自然と身につくもの、と思っていたらそうでもないんですね。「失敗したら、一生ニート」そういう失敗も確かにある。でもそれは、失敗をした時にどうやって挽回をするかわからない自分を責めず、罰をそのまま受け入れて、罰した人を逆恨みしているだけに過ぎないんじゃないかと思う。

 学習能力って、自然と備わってくるもんだと思うんですよね。熱いものに触ったらやけどする。刃物を握れば手が切れる。じゃ、やけどしないようにするにはどうしたらよいか、手を切らないように刃物を握るにはどうしたらいいか、そういう単純な事すら学習していない。それって、親の世代が「危ない」といって危険なものを遠ざけていたからというのも理由のひとつだと思う。
 
 倒れたら起き上がる。
 人間としての本能だと思うのですが、そういったものを避けて(親や保護者に上手に避けてもらって)、育ってしまった若者が多くなっちゃったのかもしれません。

 嫌われたくないから仲の良い友達だけと遊ぶ。好きな人としか話をしない。「コミュニケーション障害(コミュ障)」と呼ばれている人も多い。なんでそんなに傷つきやすいんだろう。

 私もいっぱい失恋もしたし、一浪してなんとか滑り止めの底辺校に引っかかった程度の莫迦だし、適当に決めた会社は俗に言うブラック企業だったし、だから転職して今の仕事をしているけど、どう考えても先は見えて来たし、こういっちゃーなんですが、失敗の連続の人生です。
 そんな中でも、同じ失敗はできる限りしないようにしてきたおかげで、今、決して裕福ではないけど、そこそこ楽しい人生を歩んでるんじゃないかなと思う。

 一度や二度の失敗なんてどーってことありません。
 どんどん失敗しましょう。望んだ方向とは違うかもしれないけど、進むことをやめなければその先に成功は必ずあると思うのです。この歳になっっても、なにをもって成功とするかわからない。だからまだ成功にたどり着けていないと思うし、これからたどり着けるかよくわからないけど。。うーん説得力ないなぁ(^-^;