日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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ノ―ベル文学賞


 日系イギリス人のカズオ・イシグロさんにノーベル文学賞贈られた。
 村上春樹信者の皆さんはまた肩透かしをくって残念でしたけど、日系人の受賞ということで、本屋さんとしてはうれしい悲鳴。カズオ・イシグロの作品は日本ではハヤカワepi文庫で殆どの作品が読めます。
 全くのノーマークで、店頭に昨日まであったカズオ・イシグロの本が全然ない。あったとはいえ、平積みではなく、書棚に数冊ある程度だったのでむべなるかな。ハヤカワも思わぬイシグロ特需で湧いている事でしょう。
 
 映画化された時「わたしを離さないで」を読みました。臓器提供をするためだけに生まれたSFチックな男女の哀しい物語でした。
映画の感想→http://d.hatena.ne.jp/hee/20111010
原作の感想→http://d.hatena.ne.jp/hee/20111114
TVドラマ版の感想→http://d.hatena.ne.jp/hee/20160205
 こういう作品を描いている人がノーベル文学賞の対象になっちゃうんだ。もっとも、も昨年は小説とか書いていないボブ・ディランだから、ノーベル文学賞の選考基準はよくわかりません。
 
 せっかくなので、カズオ・イシグロの他の作品を読んでみようと思いましたが、そんな状況で手に入れるのはしばらく先になりそう。
 でも「わたしを離さないで」はおもしろかったのですが、ちょっと読みにくかった。これは元々そういう文体なのか訳者のせいなのか。
 いずれにせよ、イシグロフィーバーしばらく続きそうです。昨今、青息吐息の本屋さん良かったですね。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)

遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)