日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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ノーベル賞2015


 まだ全部発表されていないけど、5日に医学生理学賞の受賞が決まった大村智・北里大特別栄誉教授(80)に続き、 ノーベル物理学賞を、素粒子ニュートリノ」に質量があることを初めて確認した梶田隆章・東京大宇宙線研究所長(56)と、カナダ・クイーンズ大のアーサー・マクドナルド名誉教授(72)の2人に授与された。日本人のノーベル賞は24人目。物理学賞は、青色発光ダイオード(LED)の開発で赤崎勇名城大教授(86)ら3人が受賞した昨年に続き、2年連続。

 おそらく、というか10000%ノーベル賞とは縁がない一生を送る私ですが、日本人が評価されるのはやっぱりうれしい。大村センセーのコメントで、「私は微生物がやってくれた仕事を整理しただけ」とかいう謙虚さ、好感が持てます。物理学賞の梶田さんも「この研究というのは、何かすぐに役立つようなものではなく、人類の知の地平線を拡大するような研究を研究者個人の好奇心に従ってやっているような分野。純粋科学にスポットをあてていただいたことは、非常にうれしく思っております」と、これまた謙虚なコメント。”人類の知の地平線を拡大するような研究”なんて、なかなか言える言葉じゃない。私は人類の知の地平線を見たことありませんが、梶田さんだけでなく、平和賞以外のノーベル賞を授与される科学者の方々は、すべからくこの"知の地平線"を見たことがあって、それにたどり着き、拡大するようなりっぱなことをしているんだと思うのです。
 そこには、私利私欲はない。結果的に人類の発展に寄与している。結局、そういう謙虚な姿勢、無欲な姿勢がノーベル賞授与につながってるんですよね。
 ノーベル賞が欲しくて々々たまらない韓国では、またぞろ嫉妬に狂った声が喧しい。ノーベル賞は、入賞するわけでも勝ち取るものでもない。ましてやロビー活動、買収で何とかなるもんでもない。なんかのスポーツと間違ってないか?あくまでも真理を探究すること、誰からも評価されないかもしれないけど、探究そのものに情熱を傾けられること。そうすることで知の地平を拡大することができる人が、正しく評価されているだけで、欲しい欲しいと台座まで作って待ち望んでいても、ハイどうぞ、ともらえるもんじゃない。ばっかみたい。

 さて明日は文学賞の発表。下馬評は相変わらず高い村上春樹はどうかな。でもさ、村上春樹って、芥川賞はとってないんだよね。新人の時に群像新人文学賞とっただけ。私もまともに読んだことがない。ミーハーな私としては、ノーベル賞とったら読んでみようかな。