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DJポリス。北風と太陽

 「DJポリス」に警視総監賞授与へ W杯出場決定後の渋谷でユーモア誘導 負傷者、逮捕者ゼロを評価


 サッカー日本代表がW杯出場を決めた4日夜、東京・渋谷のスクランブル交差点で、お祭り騒ぎのサポーターたちをユーモアあふれる話術で誘導した20代の機動隊員に、警視庁が警視総監賞を授与する方向で検討していることが7日、分かった。ネット上では「DJポリス」の愛称で賛辞を贈られており、若者の心をつかみ、トラブルを最小限に抑えた結果が評価された。■「日本代表のユニホームを着ている皆さんは、12番目の選手です。チームワークをお願いします。■4日のW杯出場決定直後、車両上の機動隊員の1人が交差点内で喜びを爆発させるサポーターに向かい、拡声器で訴えた。■行く手を阻まれた車に寄りかかる若者には「そういう行動はイエローカードです」とやんわり“警告”。「怖い顔をしたお巡りさんも心の中ではW杯出場を喜んでいます」と“本音”が漏れると、周囲は「お巡りさん」コールで沸いた。■隊員は第9機動隊「広報係」に所属。今年1月に庁内のアナウンス技術の競技会で優勝し、難関の「広報上級検定」にも合格した。ネット上などで評判となったソフトな口調は一般市民向けのバージョンで、現場の状況を見極め、アドリブを織り交ぜたという。■思わぬ注目を集めた隊員は「大変驚いている」と恐縮。結果的に負傷者、逮捕者はゼロだった。警視庁幹部は「パフォーマンスそのものではなく、トラブルの抑制に貢献したことが表彰に値する」と話している。(2013.6.7 18:47 msn産経ニュース


 警官が等間隔に並んでにらみを効かせている光景は、人が多く集まるイベントではよくある光景。特に調子に乗った若者は、その集団心理でとんでもない事を起しかねない。外国でもサッカーの試合に一喜一憂した観客(サポーター)の騒ぎは、時として死人まで出す事もある。「目には目を歯には歯を」という時代ではない。如何に共感を生むか、相手の立場に立ちつつこちらの言い分を聞いてもらえるか。これって、あらゆる場面で応用が効く事だと思います。
 楽しい気分を害されたくない側にとってただ立ってる電信柱や交通看板立って邪魔な位だから、しかめっ面で「何かやるんじゃないか」と警棒持って立ってるだけで邪魔な存在。警官だって人間で、しかもこれだけ国民が盛り上がってるワールドカップ予選、観たくないわけがない。それなのに、莫迦な奴らが騒ぐもんだからサッカーも観れず外で警備しなきゃならない。職務に忠実なあまり、「ちっお前らばかり楽しみやがって、こちとら仕事だよ!」って気持ちもわからないではないけど、楽しんでいる人には伝わらない。


 こういう警官がいれば、60年、70年安保にしても、安田講堂の攻防もあそこまで大きな事件にならなかったのになぁ…と考えるのは飛躍し過ぎか。
 でもね、意見が対立する人間に共感をするっていうのは大切だと思うんです。勿論一方ではそればかりで全て丸く収まるもんだとも思ってませんけど、お互いに正義だと思っている以上、敵対しているばかりでは、話は平行線にならざるを得ないわけで、相手に歩み寄るというより、いかにして自分の話を聞いてもらえるようにするかを考えるのは交渉の基本だと思うのです。