TBS金曜10時枠の今期ドラマ本日、最終回でした。
「逃げ恥」「アンナチュラル」の野木亜希子脚本、しかも「アンナチュラル」の世界ともつながっているという事で期待してみていました。
MIUとは初動捜査を担当する警視庁機動捜査隊(機捜)を指す「Mobile Investigative Unit」の頭文字をとったもの。404は機捜隊員である伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)の2人を指すコールサイン。2人と2人の所属する第4機動捜査隊を中心に1話完結の事件と底流に流れる大きな事件を描く。
前述の通り、「アンナチュラル」の世界とリンクしており、ある回ではアンナチュラルのキャラクターも同じ役者さんで登場したりします。
さて今日の最終回。
録画視聴やTver、パラビでのタイムシフト視聴の人もいると思うのでネタバレは避けますが、個人的な感想としては、
「さらば宇宙戦艦ヤマト」を見てたら突然「宇宙戦艦ヤマト2」の世界が始まって、こっちが正しい世界、しかもガトランティス帝国についてはなんだかよくわからないままっていう感じ。うーーん。
虚無的に犯罪を続ける久住(菅田将暉)の心の中が読めない。
恐らくそれまでの彼の人生が彼をそうさせたのかもしれないけど、あまりにも情緒が欠落していて、許せないという思いも、逆に仕方ないよなって思いも沸き上がってこない。
「俺は、お前達の物語にはならない」犯人久住の逮捕後の言葉。これを最期に久住は完全黙秘を続けているという。
すべてを語らせなくてもよいけど、犯罪者の動機はやはり気になるところ。周りからはいかに理不尽に見えても、本人なりの理由は必ずあるはず。そこを視聴者に投げてしまうのはやっぱり不親切と思う。
一つ一つのセリフは心に突き刺さる。演出も米津玄師のエンディング「感電」もよい。コロナ禍の中で大変な中の制作だったと思うのですが、ちょっと残念だったな、というのが感想です。

- 発売日: 2020/12/25
- メディア: Blu-ray