昨日飲み会の席で 先日のボランティアの事が話題になった。
「一度言ってみると人生観が変わります。時間があったら一緒に行きましょう」というと、「自分のことすら満足に出来ていないのに、ボランティアなんて出来ない」そういう人がいました。哀しかった。そんな事を言ったら、自分なんて何にも出来ない。目の前で今にも倒れそうな人がいたら、自分の事は差し置いて手を差し伸べるのが普通の事だと思っていたけど、そうじゃない人もいるんだと。
ボランティアなんて偽善だという人もいる。自己満足だという人もいる。自己顕示欲からの行動なのだろうという人もいる。
否定はしない。そういう側面だって全くないとはいえないかもしれない。
でも、それでもやるべきなんじゃないかと思うのです。
人って生きていると自分一人ではどうしようもないことに遭遇する。
すぐに人を頼るのは良くない事だっていう事は誰だってわかっている。なんとかしようと、もがき苦しんでいる人がいるのに、「私は、人を助けられるような人間ではない」と、そんな人を目の前に言う事が出来るだろうか。
自分の出来る範囲の事でも、相手にとっては有難いことかもしれない。お金があればお金を、体力があれば体力を、出来る限りの、ほんの少しの手を差し伸べることを躊躇してはいけないと思うのです。何も出来ないという前に何が出来るかを考える。それでも何も出来ない時は、一緒に泣いてあげるだけでもいいんじゃないかと思う。
偽善と言われれば、そうかもしれない。そんないい人間じゃないのは自分が一番知っている。
でも、それで救われる人がいるなら、偽善活動をこれからもやっていく。