日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「小説・秒速5センチメートル」 を読む。


 新海誠 著 メディアファクトリー文庫


 2年前にハードカバーで読んでたんですけど、先日紀伊国屋に寄ったら文庫化されていて衝動買い。季節的に丁度いいので積読せずに読みました。
 DVDも持っているのに、何故か惹かれてしまう物語です。


 「秒速5センチメートル」は、桜の花びらが落ちる速さのこと。
 小学4年生の時に転校生の遠野貴樹くんと同じ時期に転校してきた明里(あかり)ちゃん。境遇の似た二人が惹かれあい幼い恋をはぐくむけど、明里ちゃんは栃木に親の仕事の都合で引越し。離れ離れになってしまう。そして中学に進むと、今度は貴樹くんが、親の都合で種子島に引越しする事に。中学生の貴樹くんは、意を決して明里ちゃん逢いに行く。
 第1話「桜花抄」はそんな幼い二人の出会いと別れを描いています。
 

 人を好きになったり、付き合ったり、別れてしまったりするのってほんとタイミングだと思う。そもそも、等量の”好き”って気持ちの状態なのかどうかってのもよくわからない。


 初恋を引き摺ってしまう貴樹くんの気持ちはすごくよくわかる。貴樹くんが出逢う女の子は皆、貴樹くんの事が好きだけど、貴樹くんは、明里ちゃんの事が忘れられない。男ってユーのは、そういう生き物なのです、


 「秒速5センチメートル」は、女性よりも男性のファンの方が多いといいます。男性はロマンチストだからね。この感覚は女性には判るまい。電車の中で、やっぱりまた涙を浮かべて最後のページを繰ってしまいましたとさ。

小説・秒速5センチメートル (文庫ダ・ヴィンチ)

小説・秒速5センチメートル (文庫ダ・ヴィンチ)