日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「聲の形」第1巻を買いました。

 ある小学校に一人の少女が転校してくる。西宮硝子(にしみやしょうこ)。彼女は聴覚障害を持っていた。聴覚障害ゆえに発声にも障害がある。当初は彼女に優しかったクラスメイト達は、彼女の障害ゆえの煩わしさ、例えば会話は筆談だったり、音楽の授業では音を聞きとれない彼女の為に合唱コンクールで入賞できなかったりが続くうち、彼女に対するいじめが始まる。その中心人物は、ガキ大将の石田将也。いじめはどんどんエスカレートして、最初は小さないじめだったけど、そのうち彼女の補聴器を何度も取り上げ捨ててしまうように。
 ある日、校長が教室に来る。硝子の母親が校長室を訪れ、晶子がいじめにあっていると告げた。補聴器が無くなることが続いているという。失くした補聴器の総額は170万円にもなるという。そして、硝子は転校していく。するといじめを先導していた将也が今度はいじめの対象となる…って話。

 少年マガジン新人漫画賞を受賞したものの、"聴覚障害者に対するいじめ"というテーマが、物議をかもして掲載見送りとなった。その後編集部員が「受賞作を読者に読んでほしい」との思いから出版元である講談社の法務部および弁護士、さらに全日本ろうあ連盟とも協議を重ね掲載されると大反響。その後、今年に入り、オリジナル版をセルフリメイクされたものが週刊少年マガジンに掲載されると、またも反響を呼び、その後3度目のリメイクとして現在連載となった。


 今回買ったのはその第1巻。
 正直、短編読切で完結している作品をどうリメイクするのか興味がありました。第1巻は、高校生になった将也が硝子に再会したところで、小学時代の回想となり、これまで発表されたものに周辺事情を書きこんである感じ。
 

 いじめって昔からあるものだけど、それを少年誌のテーマにしているのはすごい。ファンタジーも活劇もコメディも良いけど、こういう作品こそ今の子たちに読んで欲しい。娘に勧めたら「ストレート過ぎて吐き気がする」から読まないだって。。嫌なものから逃げていたら、進歩はないのになぁ。


 短編の方で良いので読んで欲しい。youtubeで紹介されています↓。


 

聲の形(1) (講談社コミックス)

聲の形(1) (講談社コミックス)