昨日に引き続き「Jコミ」で公開されている作品の紹介です。
恐らく最初は姉貴が買った「りぼん」を読んで好きになった作家さん。恋愛に悩む女の子の話なんだけど、出てくる男の子がまた誠実で爽やかな奴ばかりで、汚れていない頃の私は、こういう恋愛っていいなぁと思ってました。
読んでいたのは、79年くらいまでの初期の作品までですが、レディコミで今でも現役で描かれているらしい。自分が好きだった作家さんが今も現役なのは嬉しいことです。「Jコミ」では、「おしゃべりな瞳」を含め4冊が無料公開されています。第1短編集の「たそがれ時にみつけたの」と第2短編集「おしゃべりな瞳」はコミックス持ってます。その後に出た「樫の木陰でお昼寝すれば」も好きだったなぁ。この頃の少女漫画は本当に面白かった。一条ゆかり「こいきな奴ら」「ティータイム」も良かった。
中学から高校くらいは「別冊マーガレット」が一番好きだったっけ。河あきらの「いらかの波」、沖倉利津子の「おてんばセッチシリーズ」、亜月裕は「伊賀野カバ丸」も良かったけど、その前の連作で「限りなくアホに近い男」とか、槇村さとるの「ダンシングジェネレーション」…今読んでも全然面白い名作揃い。少女マンガの黄金期といっても過言ではありません。
今の人が読んだらどうだろう。やっぱ古い感じがするんだろうか。絵的には今でも十分イけると思うんだけど、やきもきする展開は今の少女漫画にはないものかもしれません。もっとも最近日は恋愛ものの漫画は完全に卒業してるし、ましてや少女漫画を手に取ることはまずないから分かりませんが…。あ。「ぼくの地球を守って」(花とゆめコミックス)の続編『ボクを包む月の光』だけは買ってます。
実家に帰ればあるんだけど、もう何十年も読んでいない押入れの奥にしまいこまれた本がタブレットで簡単に、しかも無料で読めるのは有難い。願わくば「Jコミ」に沢山の往年の名作が所蔵され、昔のファンだけでなく沢山の新しい読者の眼に触れることを切に願います。