日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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美味しんぼ問題。


美味しんぼ』大阪被害説のナゾを追う…「近くに住民いるの?」「岩手の廃棄物だけど?」
 東京電力福島第1原発を訪問した主人公らが鼻血を出す描写が物議を醸している漫画「美味しんぼ」が、12日発売の週刊ビッグコミックスピリッツ最新号で、昨秋まで東日本大震災の廃棄物の受け入れ・焼却処分を行った大阪市でも焼却場近くで約8割の住民が健康不調を訴えている旨の説明表現を掲載した。大阪市は事実関係を否定し、掲載誌を発行する小学館に抗議文を送付。橋下徹市長(44)は「漫画でもやりすぎ。作者が取材に基づいていると言ってるので、事実なら根拠を示してほしい」と要求した。(デイリースポーツ)



 30年近く新刊で買っていた「美味しんぼ」も最新刊の110巻はもう購入を止めました。「福島の真実1」というサブタイトルがついていて、原発放射能被害について描かれています。東日本大震災を扱った108巻も「ちょっと違う」感が強かったのですが、110巻で決定的になりました。挙句の果てに最新話での鼻血問題。
 食を扱う事は社会問題を扱う事と同義というのは分からないではありません。これまでも諫早湾干拓の問題とか乱開発の問題を美味しんぼでは取り上げてきました。しかし今回の放射能問題は、美味しんぼが扱うには問題が大きすぎます。
 私は決して原発推進派ではありませんが、今回取り上げている福島の問題は偏った意見であって、万人の賛同を得る事はできないと私は思います。
 
 
 「「豆腐と水」に旅をさせちゃいけない。」「フォアグラよりうまいアンコウの肝だ」とかいってた頃が懐かしい。
 「美味しんぼ」に期待しているのは、社会もんだんにどんどん切り込む「ゴーマニズム宣言」の姿勢ではなく、もっと食の奥深さです。