日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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平等ではなく対等


男女は「平等にできず」=大統領発言で波紋―トルコ
 【エルサレム時事】トルコのエルドアン大統領は24日、イスタンブールで開かれた女性の権利に関する集会で、「女性と男性を平等にはできない。自然の法則に反しているからだ」などと演説し、生物学的な違いから同じ条件下で働くのはふさわしくないと主張した。トルコのメディアが伝えた。■大統領は「妊婦に男性と同じ条件を課すことはできない」と例示した上で、「女性に必要なのは、平等であるより対等であることだ」との持論を展開した。大統領の発言に対し、ツイッター上では批判の声が上がっている。(時事通信 11月25日(火)5時38分配信) 



 何故批判されないといけないんだろう。大統領の言っている事はもっともだし、なんら批判するに値しない。むしろ当たり前のことだと思う。
 男性と女性に性差があって、男性と同じ仕事を女性がする事を持って平等だというのは間違った解釈じゃないかと思うのです。勿論、この仕事は男性じゃなきゃダメ、この仕事は女性じゃなきゃダメと分けてしまうのはよくないと思う。でも、より男性にあう仕事、女性にあう仕事というのは間違いなくある。力仕事は、女性でも出来る人はいると思うけど、筋肉のつき方からすれば男性向きの仕事だと思うし、時には大胆に、時には優しい看護師のような仕事は女性に向いていると思う。タクシーの運転手さんみたいに一人で仕事をするのはやっぱり女性には危ない。美容部員とかネイリストなんていうのも女性視点が大切。管理職という仕事も女性よりも男性に向いた仕事だと思う。管理職になるのがサラリーマンのステップとか考えるから女性管理職の登用が目標になったりしますが、他の職種と同じように考えれば、猫も杓子も管理職を目指す必要はない。そもそも管理職になる事=ステップアップという給与体系がおかしいとなぜ思わないんだろう。
 
 女性と男性は明らかに違う生き物だと思います。月のリズムで体調の好不調もある。適齢期になれば結婚をし、また懐妊出産となれば、男性には想像つかない程身体の負担がある。なのに男と同じ様に仕事をすることを求める事がそもそも間違っている。


 それでも今の日本では、女性と男性を平等に扱えという。結婚をしていれば、どうしても家事は女性に負担がかかる。子供が病気になったりすると、男性は「大事な会議だから」と仕事に行っても、ママはそうはいかない。学校行事、近隣との付き合いそのほとんどが女性に掛かってきてしまう。男性はほんの少し手伝うだけ。これでは平等なんていえない。


 女性に家庭に入る事がすべからく幸せだとは思わない。外に出ている女性はいつまでも若く美しい(気のせいも知れないけど)。だから外で仕事をするのはとっても良い事。であればそういった女性と男性の性差は性差として受け入れて、一緒に仕事ができる環境を経営者が創るべきだと思います。
 産休に入ることが判っていながら、残った人数で仕事をするなんてことが平然と行われていては、産休に入る人だって周りのメンバーに負担が掛かってしまうという心理的な負い目を感じてしまう。そういう事を平然とやっておいて、男女平等を声高に叫ぶのはやっぱりおかしい。
 生理の時にお腹が痛くなってしまったり、とてつもなく眠くなってしまうなんていうのも聞いたことがあります。そういう時は気兼ねなく休める雰囲気、環境を作っていくこと、これも管理職の仕事、会社の体制作りだと思うのです。
 今の女性管理職って、そういうことを無理に押さえて今の地位になっているもんだから意外と男性よりも理解してくれないなんて話も聞きます。
 性差を意識しながら、お互いに思いやりを持って組織運営をする。そういうことが言葉だけじゃなく、ちゃんと出来るようにならないといつまでたっても女性に負担をかける世の中が続いてしまうと思います。
 
 平等じゃなくて対等。お互いの生き方、人生を尊重し合っていくこと。真の意味での雇用機会が均等になるのはいつのことになるのやら…。