日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

70年談話


 18:00に安倍主総の戦後70年談話が発表されました。

 長いので全文引用は避けますが、個人的な印象としては、良くもなく悪くもなく無難な感じ。なんとなく、「おわび」「植民地支配」「反省」の文言を入れているけど、先ごろまさに土下座をした元首相のような卑屈なところもなく、歴史的経緯を語りつつ、未来志向で戦争反対、核兵器廃絶を訴えた。どうせ何を言っても、中韓は文句を言ってくる。仮に河野、村山談話のように名指しでお詫びをしたところで、一時的に彼らの留飲は下がるでしょうが、今度はそれを持ってゆすりたかりの材料になることを考えれば、言わぬが花。

 毎年この時期は戦争絡みのTV番組編成になりますが、今年は特に節目という事もあり各局とも力を入れてます。いくつか見ましたが、やはり戦争はしてはいけない。これは、日本に限らず世界のあらゆる国にあてはまる事で、武器による解決は哀しみしかないことを改めて強く感じました。
 
 一方でそう考えない国があるのも事実で、そういう国の暴走を止める為には、しっかりと武装しなければいけない。「あの国に攻撃仕掛けるとこっちがやられる」、武力による抑止は否定できません。「こちらが武装しなければ相手は襲ってこない」、そんなの絵空事です。人間は間違いなく弱肉強食の世界に生きています。スイスが永世中立を保てるのも、国民皆兵、実は強大な軍事国家だからです。
 「自分の国は自分で守る」実際に武器を使うか使わないかではなく、その気概を内外に知らしめることが大切。ただ、無差別殺戮兵器でしかない核兵器までは持つべきではない。私はそう思います。
 
 
 一方で、太平洋戦争から70年、対外戦争をしていないというのは誇るべきこと。勿論戦後制定された日本国憲法の主旨に沿っているわけですが、現実と即していない事も事実。ここは解釈で矛盾を抱え続けるよりも、現実に沿って改憲をした方がよいと思います。


日本国憲法第9条
第1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


戦後70年の節目を迎えるにあたり、ドキュメンタリーやドラマ、小説を観たり読んだりして、自分なりの戦争観を考えてみるのは決して悪いことではないと思います。