山崎貴監督最新作。昨日観ちゃいました。
山崎貴 同学年なんです。なので、というわけではありませんが、結構注目しています。
「DESTINY 鎌倉ものがたり」は、山崎監督の代表作「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズと同じ、西岸良平さんの代表作の映画化です。と言いつつ原作は殆ど読んだことありません(^_^;)。
実際の鎌倉とはちょっと違う、幽霊、妖怪、魔物、死神、貧乏神がそこら辺に普通にいる街。そこで暮らすミステリ作家一色正和(堺雅人)が住んでいて、そこに年の離れた亜紀子(高畑充希)が嫁いでくる。 最初は驚いた亜紀子もだんだん鎌倉での生活に慣れてくる。ある日、正和を迎えに出たところで、妖怪にいたずらされて、身体と魂が分かれてしまう。しかも身体が見つからない。挙句の果てに死神(安藤サクラ)がやってきて魂になった人間は黄泉の国に連れて行かないといけないという。
正和は悲嘆に暮れるが、一念発起して黄泉の国に亜紀子を迎えに行くことに…。
後半は特に黄泉の国の世界の話なので、フルCGのファンタジーワールド。黄泉の国に行く江ノ電とか九龍城みたいな黄泉の世界は見ごたえあり。
死んだ妻を黄泉の国に探しに行く、というのは伊邪那岐伊邪那美神話ですね。でも岐美神話のような悲しいお話ではないのでこれから見る人はご安心を。おっと、ネタバレになってしまうww
主役の2人も良いけど、周りを固める山崎組のメンバー(三浦友和、薬師丸ひろ子、堤真一など)もよいし、安藤サクラの死神も軽妙、田中泯の貧乏神も舞踊家として重力を感じさせない動きがとても良い。