日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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イデオンの日


 1980年ですから、今から38年前「伝説巨神イデオン」第1話が放送されました。なので今日はイデオンの日。

 機動戦士ガンダムが最終回を迎えたのが同年1月。ガンダムプラモ(ガンプラ)が発売されたのが7月ですから、ガンダムが本格的なブームになる少し前の時期でした。以降、ガンプラを契機として劇場版ガンダム公開でガンダムブームが過熱するわけですが、その気に乗じてイデオンのプラモもアオシマ教材社から発売されてこれまた敵メカも含めてかなりのラインアップでした。

 とはいえ、イデオン開始直後は富野監督のガンダムの次の作品ということでかなり注目して見ていたのは富野作品に魅了された私たち世代の人たちでした。これまでにない世界観。敵味方とも自分たちの母星を"地球"と呼び、翻訳機を介さないと会話が理解できないとか、第6文明人の遺跡というロボット(イデオン)とか、その不思議な世界に魅了されました。主人公が赤毛のアフロヘア、出てくる女性が悉く険があって全然好きになれない。登場人物みんな自分勝手。母星の防衛軍も「おまえらが敵を呼び寄せた」とか言われて、味方からも追われるソロシップの人たち。なんとも救いようのない話でだったせいか視聴率は低迷、残り4話の脚本を残したままで打ち切り。最終話の39話は最後の2分を切ったところでイデが発動、敵味方惑星を巻き込んで全人類滅亡と、とんでもない最終回。観終わった後放心状態…(^_^;)。で、その1年半後の夏TV総集編の第1部接触編と最終話作り直しの第2部発動編の同公開で184分の大作として映画化したものの、1部はダイジェスト過ぎて??だし、2部はそりゃもう殺戮を細かく描きすぎてドン引きな作品になってしまったという。。
 ガンダムも設定はハードでしたが、まだ希望のあるお話しでした。しかしイデオンは設定はガンダムよりハードで、お話は結局リセットしないといけないほど人類は莫迦という、救いようのないお話し。

 でもね、嫌いじゃなんですよ。メカはみんなかっこ悪いわ、登場人物は変な人ばっかりでお互い憎しみ合ってたりするわ、視聴者に感情移入をさせないようにしてるとしか思えません。
 いいのは、色使い。原色はイデオンくらいで、後はみんなパステルカラーの濃淡でかなり好き。あとすぎやまこういちの音楽はめちゃくちゃよい。

 イデオンが終わって30年以上経っていますが、人間は益々エゴむき出しになって犯罪は絶えません。イデがあったら今すぐにでもリセットしたくなっちゃうんじゃないかな。

ED「コスモスに君と」は名曲。アンパンマンとマチルダさん、カララは同一人物(戸田恵子さん)なんだよなぁ。