「地球へ…」

竹宮惠子著・amazonkindle

amazonのセールで1冊11円、3巻買っても33円だったので、ついポチる。
最初出たマンガ少年別冊版、中央公論社の文庫版を持っているのですが、電子書籍版は、カラーイラスト完全再現で持ち運び便利の為3回目の購入です。

マンガ少年連載時から読んでいて、1980年の映画も観ました。2007年のＴＶ版も好きでした。映画よりも好きかも。
連載終了から39年。いまだに古びていないと思う。
　遠い未来、荒廃した地球を再生すべく人類は一部のエリートを除き他惑星に移住。子供は自然分娩ではなくすべてコンピュータに管理された人工分娩に。育成についても養父母の元に任され14歳に”成人検査”を受けた後、大人になる為の教育を施される。
　”成人検査”とは、単なる身体検査ではなく、14年間の記憶を消去して大人になる為の知識を受ける。その際に、ESPを発現するものが現れ彼らを”ミュウ”と呼び排除してきた。３００年以上も排除され続けたミュウは長であるソルジャー・ブルーを中心に地中深く潜伏していた。
　ソルジャー・ブルーは次代の長として目覚めの日を迎えたジョミー・マーキス・シンに白羽の矢を立てる。ジョミーは、身体的欠陥のない完全なミュウとしてミュウを、ブルーの遺志を継ぎ、地球（テラ）へ導く。
　人間側の代表にしてジョミー最大のライバル、キース・アニアンもまた魅力的。
　それぞれの人がより良く生きる為に持てる力を最大限に発揮していく。
　

　この頃の名作って、今みたいにダラダラと続けず「地球へ」もコミックスで全5巻、文庫やこのkindle版も全3巻と決して長い話ではない。密度の濃いストーリー、ハードＳＦな展開はともすると敬遠されて、しかも39年前の漫画なんて…と思われるかもしれませんが、「地球へ…」は時代を超えた名作、私の中では、オールタイムベストテン（漫画編）に入る作品です。

kindle、アプリでもよいので持ってる人、いつまでセールやってるかわからないので、騙されたと思って今のうちにクリック！

地球へ…[カラーイラスト完全版デジタルエディション] 1巻

地球へ…[カラーイラスト完全版デジタルエディション] 2巻

地球へ…[カラーイラスト完全版デジタルエディション] 3巻

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