半沢直樹7年ぶりの第2シーズン。今期唯一リアルタイムで観ているドラマです。
第1シーズンの最終回で、銀行本体の大和田常務に土下座をさせて本懐を遂げた半沢でしたが子会社の東京セントラル証券に出向を命ぜらる。今回は出向先の証券会社でのお話しが前半。
敵の多い半沢ですが、窮地に立たされれば立たされるほど奮起し、めげずに筋を通していく。
このドラマの面白さはいくつもありますが、現実ではできないことに立ち向かい続ける半沢直樹の凄さと、危機一髪のところであらゆるものが好転する爽快感がたまりません。天の時、地の利、人の輪を感じざるを得ません。
それに今回は、歌舞伎俳優が沢山出ていて、まさに「スーツを着た歌舞伎」という状況になっています。
前作に引き続いての大和田常務(香川照之/九代目 市川中車)、大阪国税局査察部統括官→ 金融庁検査局主任検査官→ 証券取引等監視委員会事務局証券検査課統括検査官と所属がころころ変わりながら半沢を目の敵にする黒崎(六代目片岡愛之助)だけでなく、新しいキャストで証券営業部・部長の伊佐山(四代目市川猿之助)、顧客のIT企業瀬名(二代目 尾上松也)等々、現代劇なのに歌舞伎過ぎな演出が、シリアスドラマなのに笑いを誘います。
本日現在で3話までですが、、一つの難局を無事解決したと思ったのもつかの間、新たな問題が発生して次回に続くという1話毎構成が、爽快感を生みつつ、次回への期待につながるドラマの作り方、さすが福澤克雄演出です。
来週で原作「ロスジェネの逆襲」が終了、続いて「銀翼のイカロス」がドラマ化されるとか。
しばらく目が離せません。