岡田 晋吉著・ちくま文庫
岡田晋吉さんは日本テレビの名プロデューサーによる回顧本。
さすがに「青春とはなんだ」「これが青春だ」「でっかい青春」は、まだ赤ちゃんだったので見ておらず、再放送で数話見た程度。
「おれは男だ!」「飛び出せ!青春」「おこれ!男だ」「われら青春!」ここら辺からリアルタイムで観ていました。「おれは男だ!」は1971年なので、まだ6歳。「仮面ライダー」の始まった年でもあります。仮面ライダーも好きでしたが、この日テレの青春ドラマは幼いながらもすごく好きでした。
そして1972年に始まった「太陽にほえろ!」
一番見ていたのは、マカロニ、ジーパンからテキサスくらいまで。あとは飛び飛び。新人刑事が登場する回、殉職する回は忘れず見るようにしていました。
「傷だらけの天使」は、遅い時間だったため(と言っても10時くらい)本放送では見ておらず再放送で。「俺たちの勲章」「俺たちの旅」「俺たちの朝」は好きでしたねぇ。
「青春ド真中!」「俺たちは天使だ!」「あさひが丘の大統領」の頃は中学生。好きでしたねぇ。
日テレのドラマは、「石立鉄男もの」と並んで、岡田晋吉企画ものは大好きでした。オープニングテロップで必ず出る名前なので結構意識して見ていたと思います。
単なるコメディや熱血青春ドラマ、刑事ドラマではなくて、人の心の機微をまっすぐに描いていました。悪い事は悪い、正しいことは正しい。人生って、本当はそう簡単に割り切れるものじゃないのですが、そう生きることが正しいという”価値観”を間違いなく岡田ドラマから得てしまい、血肉となって私の体を形成してしまいました。そんな岡田ドラマに魅入られた自分の人生は、ドラマのキャラ同様お金や出世には恵まれなかったなぁ。とはいえ悔いはありませんが・・・。