夭折の詩人、金子みすゞ。
よく知られたフレーズの「みんなちがって、みんないい」はこんな詩の一節です。
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
最近は、LGBTQの先駆け的なピックアップのされ方をしていますけど、どちらかというと、他人と違うというよりも、自分の劣等感をも含めて、自分を受け入れることの大切さを詠っているんじゃないかと思います。
どうしても優秀な人と比べてしまう自分。もうね、生まれてこの方、劣等感の塊です。なんでも器用にできちゃう人が、ほんと羨ましい。
いい歳なんで、自分で自分を受け入れていかないといけないんですけどねぇ。。