今年2月に東京フォーラムで「銀河鉄道999」のシネマコンサートがあり観覧してきましたが、今回は東京オペラシティで、2作目「さよなら銀河鉄道999―アンドロメダ終着駅―」と合わせ2作同時のシネマコンサートでした。
「さよなら―」の方は初演です。
シネマコンサートというのは、映画を上映しながら劇伴部分を生演奏するという趣向のコンサートで、これまで「ゴジラ(第1作)」(2014)、「ルパン三世カリオストロの城」(2019)「銀河鉄道999」(2021)と3回見ており、今回で4回目の参戦。
「銀河鉄道999」は1979年、「さよなら―」は1981年、今から40年以上前の作品です。
劇伴は、1作目が青木望、2作目は東海林修。「銀河鉄道999」のエンディングは今でもよく耳にする「GALAXY EXPESS999」今回も本家タケカワユキヒデさん登場での歌唱でした。
「さよなら―」は、これまで、吹奏楽版やエレクトーン版など聞いており、自分も、劇中とエンディングでかかる「戦いの歌」を何度か舞台で歌わせていただいていますが、今回は久々に観客席からプロの歌唱を聴くことができました。
惜しむらくは映画ではシンセサイザーで演奏された「光と影のオブジェ」が、シンセでなくオーケストラ演奏だったこと。シネマコンサートと銘打つならここはシンセでやりましょうよ・・・。
前述の通り「銀河鉄道999」は、2月以来2回目なのですが、中盤のリューズが歌う劇中歌「やさしくしないで」で思わず涙が…。
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夢破れて酒場で人生を悔やむ男たちが、リューズのこの歌を聴いて過去を振り返り涙ぐむ。特に2番の歌詞が良いのです。
♪何が欲しいというの 私 それとも愛
疲れ果てた心には 優しくしないで させないで
誰でも昔話 ひとつやふたつ
大事そうに語るけれど それでどうなるの
昔は、何とも思わなかったこの歌詞。この齢になると 妙に響きます。
映画版の「銀河鉄道999」は、ほんと傑作だと思います。
来年には、4Kドルビービジョンリマスターされ、公開されるそうです。
古い作品と敬遠しないで、観たことのない人は是非見て欲しいです。
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