体調は日を追うごとに回復してきました。
今日は在宅勤務。とはいえ、夕方仕事が入り即上がり出来ず、結局20時過ぎまで仕事することになったものの往復3時間の通勤もなく帰宅?時間はいつもと一緒くらい。
今日は、今期ずっと見ていたドラマ「silent」(フジ)の最終回。20時過ぎまで会社で仕事していたら、リアルタイム間に合わなかったので結果オーライでした。
高校生の頃お付き合いをしてた紬ちゃんと想くん。
想くんは、若年性失聴を患った事をきっかけに紬ちゃんの元を離れる。
その後紬ちゃんは想くんの友達でもあった湊斗くんと付き合うようになり3年。そろそろ結婚に向けて動き出そうとしていた時、突然いなくなった想くんと偶然出会うところから物語は始まる。
かつて好きだった人との再会。でも彼は耳が聞こえない世界を生きていた。
「silent」
意味は、
〔場所などが全く〕音がしない、静かな
〔人が〕話をしない、沈黙した
〔人が〕口数が少ない、寡黙な
〔感情や意見などが〕口に出さない、無言の
こんな感じ。
言葉は人と人とがわかり合うのには大切。でも言葉で全てが伝わるわけじゃない。
態度や雰囲気、表情なんかも自分の感情を伝えるのに重要な要素で、声に出していうよりも正しく伝わることもある。
最近はメールでのやり取りが増えて、文章で要件だけじゃなく気持ちを伝えるのはどうすればよいかをよく考えます。
私は営業でだいたい年間の売上目標は3〜40億位。コレは当然自分ひとりでできるもんじゃなく、全国の担当者さんが日々つらい思いをして作ってくれています。
今の仕事になって4年目ですけど、殆どの人に実際に会ったことはなく、メールとTELのやりとり。精々Zoomとかでの画面越しでしか顔を見たこともありません。
電話やメールでどこまでみんなに気持ちよく同じベクトルで仕事ができるか。私の仕事の大半はそこに掛かっています。
言葉は大切です。でもそれは気持ちを伝える一つの手段でしかありません。
「silent」は、若い人たちの恋愛ドラマでしたけど、三角関係なのに一切どろどろした展開もなくとても爽やかに最後を迎えました。
悪い人が全くいないというのはフィクションならでは、と言ってしまえばそれまでですが、ドラマは夢を与えるもので現実をなぞればいいと思っていません。
そういう意味では、「silent」が私に与えた感動や思索は、ドラマとしてあるべき形だったなと思います。
手話で交わされる登場人物の会話は、物語に集中せざるを得ません。ということは普通のドラマで聞き流していたような言葉でも一言一言が更に磨かれた言葉を紡いでいかなければ底の浅さが露呈します。
今回の脚本はフジテレビヤングシナリオ大賞受賞の生方美久さんの初連続ドラマ。
これからが期待できる脚本家さん誕生です。