先週に引き続き会社に行き、”復職判定会議”というのに参加、主治医判断を優先し会社からも復職許可が出ました。
明日から当面の間、残業、出張禁止で定時通常勤務になります。
昨年7月18日からですので丸7ヶ月会社を休みました。
とはいえ、最初の2ヶ月は動けず、ほとんどベッドの中で寝るでもなく起きるでもなく過ごしてました。
当時を振り返ると、耳元で常に”彼”がささやいてました。
「生きてる価値ない」
「役立たず」
「何をやっても中途半端」
「いなくなっても世の中何も変わらない」
「いない方がいいんじゃないか」
「死んだら悩みも苦しみもなくなる」
「楽になるよ」
blogでも何度か書いていますが、もともと自殺はもっともいけない事という意識があります。それも揺らいでしまうくらいしつこく繰り返し々々。
多分あれが「死神」という奴なんでしょう。
こころが弱まると、身体に変調をきたすだけでなく、死神との”回路”が開きます。
自殺する人の60%くらいは遺書を残さないそうです。恐らくそういう人は意識的に死を選ぶというよりも衝動的に何かに導かれるように死を選んでしまう=死神に魅入られてしまうんでしょう。
何が私を助けてくれたのかはわかりません。
自殺だけはしないという最後の一線は守ろうとしていたのかもしれません。
その為に、頭に入らないのに映画を観たり、やたら時間が掛かるのに本を読んだり、リズムを壊さないように弓を引きに行ったり、死神の目を盗んで無理やり動いたりしていました。
それがよかったのか、死神の声がだんだん遠くなってきました。
カミさんが休んでいる事を何も触れずにいてくれたことで、逆に今日1日のことをこちらから話すようにできた事はとてもありがたかったです。
気持ち的に回復傾向になってきた10月に一泊二日の温泉旅行に連れ出してくれたのもありがたかった。
静かな緑の多い温泉地でゆったりと穏やかに過ごせました。
弓道も自分が休職中である事をいつも一緒に練習する人に伝え、ほぼ毎日やっていたのもよかったかもしれません。少しづつお話もできるようになってきて、どん底だった的中も集中力が回復するにつれて改善点をみつけたりして病前程度に回復が実感できました。
明日からの勤務でどうなるかわかりませんが、周りを気にすることなくマイペースでやっていければと思います(それが一番難しいケド…)。