「愛と誠」は、1973年から1976年まで原作・梶原一騎、漫画・ながやす巧により「週刊少年マガジン」で連載された作品。
当時8~11歳で、週刊連載はあまり読んでいませんでしたが単行本になってから全部読みました。
1974年に西城秀樹が太賀誠を演じた映画が大ヒット、続いて「続・愛と誠」(誠役は南条弘二)「愛と誠 完結編」(誠役は加納竜)と制作された。同じく74年にテレビ東京(当時t右京12チャンネル)で、「純愛山河 愛と誠 」として全26話TVドラマ化、ラジオドラマや映像化前にイメージレコードが出るなど、今でいうところのメディアミックス展開された作品です。
不良少年の太賀誠、財閥令嬢の早乙女愛、二人の純愛を描いた漫画。幼い頃、危険なスロープに入ってしまった愛を地元の少年が身を挺して助けてくれる。その少年が誠。中学生になり別荘のある蓼科高原を訪れた愛は、額に傷のある少年と出会う。彼は愛を助けた誠だったが、荒んだ生活の果てに不良学生も恐れる少年になっていた。
誠を不憫に思う愛は、親を説得して東京の学校に転入させるが、誠の心は簡単に癒えることはない。
愛と誠に幸せはやってくるのか。
愛と誠に一癖もふた癖もあるキャラクターが現れて物語を進めていきます。
普段は木陰でツルゲーネフの「初恋」を静かに読む高原由紀、実は影の番長でナイフ投げが得意。
その高原に付き従う大物政治家の息子でちょっと知恵遅れの巨漢、蔵王権太
愛のクラスメートで、愛と同じクラス委員を務める中等部きっての秀才、岩清水弘は愛の事が大好きで、「早乙女愛よ、岩清水弘は君のためなら死ねる!」とまで言い放つw
そして誠の最大のライバル、団長以下10代の若者で構成された新宿を根城にする新興勢力の暴力組織“緋桜団”の団長、砂土谷 峻。
手に汗握る暴力的な展開と愛と誠のお互いを想い合う姿が胸を打ちます。
そんな「愛と誠」は、あんまし漫画を読まないカミさんのバイブルの一つで、今回の展示会を耳にしてから「いきたいー!」と言い続けてました(^^;)。
会場は、世田谷、豪徳寺にある明治時代に建てられた洋館「尾崎テオドラ邸」。
洋館はカミさん、私ともに好きということもあり、その上「愛と誠」ですから、日一緒に行くことに。
ながやす巧の生原稿はかなり上手くて衝撃でした。コミックの表紙やカラーページの原画もすばらしかった。
物販コーナーでは、
「君の為なら死ねる」Tシャツ、手ぬぐい等ありましたが、カミさんの「使わないでしょ」の一言で却下…Orz。
カミさんも欲しいといっていた「蔵王権太の知恵の輪」(読んでないと分からないな…)とポストカードを買いました。
わたし的には、「高原由紀が持っていた「はつ恋」の中をくり抜いてナイフが仕込んでるもののレプリカとかあったらかったんだけどなー」と言ってたらカミさん「それはいいねー、ノベルティ私に考えさせてほしいわー」と言ってましたww
狭く深いオタクのカミさんです。
帰り近くの豪徳寺にお参りし、最寄り駅に戻り夕食食べて帰宅。
半日ですけど、久しぶりのデート。楽しかったです。
展示会は来週20日まで、少しでも興味ある方は是非♪