日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

お仏壇を実家から。

お位牌は母が亡くなってからうちに持ってきましたが、仏壇は今住んでいるうちは狭くて、置くところがない為そのまま空き家になってる実家に置きっぱなしにしてました。
流石にそろそろ持ってこないとなと思い、取り敢えず取りにいってきました。

6年前に父が亡くなった時に仏壇を購入。その時の経緯をblogで書いていました↓
hee.hatenablog.com


それほど大きくないので軽いかと思ったら基本無垢材なので重かった。2つに分かれたので無事PRIUSに乗せることができました。

行きの車中、ラジオで春のお彼岸の中日といってて。私、すっかり失念してました。で、帰りにお寺さんに寄ってお墓の掃除とお線香をあげてきました。

さてどこに据えようか。そこが問題です。

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収束と終息。

 blogを書いていると漢字に悩むことがよくあります。
 最近ですと「収束」と「終息」

 辞書的な意味で言うと、
 「収束」おさまりがつくこと。収拾。 「争いが-する」 「事態は-に向かった」
 「終息」やむこと。終わること。絶えること。

 似てるけどちょっと違います。私的には「収束」の方が正しいと思い使っています。
 新型コロナウイルス禍については、勿論「終息」して欲しいと思いますが、明日にも世界で20万人の感染者が出る状況で、そう簡単に「終息」するとは思えない。
 そういう意味では、このウィルスについて、まずはワクチンを開発して、”共存”していくしかないのではないかと思っています。
 その為にまずは世界中の経済まで大混乱になっている現状が「収束」することが先決。

 政府も様々な経済対策を考えているようですが、本当に効果のある対策をして欲しい。
 その前にオリンピックの開催是非を早急に決めないとね。
 オリンピックについての色々はIOCしか決められない。オリンピックのメイン競技といっても良いマラソンですら、札幌でやると決められてしまったし。
 そのIOCも自分が責任を取りたくないのか「WHOに従う」と自分で決定をしない。
 WHOのテドロス事務局長も世界組織の代表にも関わらず中国に妙な遠慮と忖度をし、中国の顔色を窺ってた挙句に世界的なパンデミック状態まで発展させて、まったく頼りにならない。

 その中国は新たな感染者数が0になったと喜んでいて、更に調子に乗って「ウィルスはアメリカが持ち込んだ」とか言い出し、「ウィルスとの戦いに勝った我々が今度は世界を助けてやる番だ」などと気勢を上げているそう。
 ちょっとまって。発生源についてはとりあえずあとで考えるとして、春節時期に世界中にウイルスばら撒いた責任は間違いなく中国にあるでしょ。ここは謙虚に自国の無策ぶりを反省すべき…。無理か。。

 
 新型コロナウイルス禍以前の状態の世界に戻る事はないでしょう。
 これからはグローバルな時代だとか、世界に目を向けようとか、世界を相手に商売をするとか、偉そうに大風呂敷を広げた結果がこれです。
 本当に私たち±10歳くらいの世代は莫迦ばっかりです。
 
 …ごめんなさい。


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「Fukushima 50」

小説 Fukushima 50 (角川文庫)

 
 映画「Fukushima 50」のノベライズ。映画脚本を元に書かれていますから、ほぼ映画に沿った展開。ただし恐らく決定稿からのノベライズなので、カットされた部分も残っていることで映画を補完する役割があり、映画とは違った楽しみ方もできます。ノンフィクション→映画ですので、現実とは異なる(と言われる部分)もあり、困難に立ち向かった人々をクローズアップするために本店の小野寺常務や総理大臣が分かりやすい敵役として描かれます。ここは、現実との違いに目くじらを立てず原発の暴走を抑える為に頑張った人たちに感謝。

 実際に起きた出来事を映画化するのは本当に難しい。例えば、J・キャメロン監督の「タイタニック」ではマードック一等航海士が賄賂を受け取ったあげく、乗客を射殺した殺人者かのように描いた為、遺族や関係者から批判が出た。既に関係者のほとんどいない事件ですら、このような事が起きる。ましてたかだか9年前の事故で、関係者は存命しているし、様々な記録があり、更に政治的な話にも発展する話だったりすると、物語がほぼ事実だったりするので余計に悪く描かれた人の支援者や、あたかも原発事故を起こした東電社員をヒーローのように扱うことに批判的な人が出て来たりして、そういう現実とフィクションの区別がつかない輩がこの映画を貶める論陣を張っています。

 よくヒロインを虐める悪役の演技が上手い俳優さんが街を歩いていて、ドラマの視聴者から後ろ指を指される、酷い時は文句を言われるなんてことが今でもあるようです。
 世の中には、物語を読む”リテラシー”のない人が多いという例です。

 「fukushima50」は、単に危機的状況の中で命を掛けて頑張った人がいた。人が命を掛けるというのはどういうことかを描いた物語です。
 映像が真に迫り、しかも冒頭に「この物語は現実に起きた事」とのテロップが出ることで、あたかもノンフィクション的なアプローチがされたことが余計、現実と虚構の世界を曖昧にしてしまっている。
 物語ではあるけれど、あの時事故の現場にいた人がまさに身を挺して最悪の事態にならない様に踏ん張ってくれたおかげで今があるのは紛れもない事実でしょう。そこを社員だから当然というというのはいくら何でも心がなさすぎです。

 そして9年経って今は新型コロナウィルスの影響で、医療現場は同様の状態になっている。
 困難な状況の中で頑張っているプロフェッショナルには、感謝と敬意を贈る気持ちは常に持っていたいと思いますし、自分がその立場になったら逃げずに立ち向かい続ける心の強さを、こういった物語に触れることで養っていかないとなと思います。

 映画「fuukushima50」は、あの震災を少しでも体験した人は是非見て欲しい。その時は色眼鏡をかけないで素直な気持ちで。。

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小説 Fukushima 50 (角川文庫)

小説 Fukushima 50 (角川文庫)

  • 作者:周木 律
  • 発売日: 2020/01/23
  • メディア: 文庫

微熱の日。

 検査結果が出るというので、Flexで早上がりして医者に。
 「で、結局心配することないってことですか?」
 先生は、それまで饒舌に検査結果分析を話していたのに、この言葉に対してはまるで責任回避するかのように断言しない。
 医者ってそんなもんなんでしょうけど。

 数値的に少し問題があるのは事実らしい。しかし、確定的な判断をするまでには至らない、と。
異常値だったのは、
 血中総蛋白6.6(基準6.7~8.3g/dL)
 Hbalc6.4(基準4.6~6.2)
 CRP定量0.34(基準0.30mg/dL以下)
 尿蛋白は前回14mg/dL→今回9mg/dL 出ちゃいけないんですけどね。
ほんのちょびっと基準より多かったり少なかったりする感じ。

 まぁ、強い痛みがあるとか、身体が動かないとかいうことはなく、普通通りの生活は出来ているので良いのですが、ここのところ新型コロナウィルスの為に会社から毎朝体温を測るように言われ、私、素直だから先月24日から毎日体温を測っているわけ。そうするとほぼ毎日微熱があるんです。とはいっても、会社で通達されている37.5℃まではなく、大体36.7~37.4℃くらい。平熱の時もあるのと、咳やのどが痛いとか、息が苦しいとかいうことはない。なので、コロナ-ではないのではないかと。先生からもコロナ-に限らず外的要因での不調ではないと思うといわれています。

 というわけでまた様子見。
 1か月後にまた検尿、採血。

 セカンドオピニオンやっぱ必要かなぁ。

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大変ではあるけれど。

 納まる気配のない新型コロナウイルス。株価は暴落し、各国は人の移動を規制し始めている。
 インバウンドの恩恵を受けていた旅行業者は窮地に陥っているし、小規模小売店、飲食業者はどんどん閉店、フリーランスの人々も収入激減で生活が苦しくなってきています。
 お花見も自粛、歓送迎会も自粛、とにかく人の集まるあらゆる事が中止、延期、自粛となっていては、経済が回るわけありません。
 思い切って消費税を一時的に0%にする、なんてことを言う人もいますが、そもそもお店に行けない状況で消費税を失くしたところで、消費が伸びるとも思えない。
 明らかに、これまでと違った消費行動が求められています。

 仕事でいえば、いくら働き方改革といっていろいろと規制をしても遅々として進まなかったのに、今回のコロナウィルス禍で、時差出勤は当たり前になり、微熱があった程度で会社は休めといい、テレワークができる環境にありながらなかなか認められなかったのにテレワークができる企業はどんどん取り入れている。たかだか数時間の会議の為にわざわざ出張していたのに、今はTV会議が主流になっている。

 今回のパンデミックで、世界で数万人規模の死者を出すに違いありません。しかし、もしかしたらこれは新しい時代の幕開けなんじゃないかと思うようになってきました。こういう世界的な事件が起きたことで、否応なく社会はそのベクトルを変えざるを得ない状況が生み出されている。

 勿論「そんな悠長な事言ってる場合じゃないんだよ」とお怒りの方も当然いると思います。明日の生活もどうなるかわからない人もたくさんいるでしょうし、自分だってどうなるかわからない。それでも、降ってわいたようなこういう事でもない限り重い腰を上げないのが社会だったりします。
 このウィルスの世界的蔓延は、いずれどんな形にせよ収束をしていくでしょう。その時に、前と同じ世界に戻るとはどうしても思えないし、これをきっかけにより良い社会になったらよいなと思います。

 にしても、いつまで続くんだろうなぁ。

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 「昭和40年男VOL.60 俺たちど根性世代」

昭和40年男 2020年4月号 [雑誌]

「昭和40年男」最新号
そうなんですよ、昭和40年男は、♪根性、根性、ド根性~ 直撃世代。
 スポコンブームなんてのもあった。
 重いコンダラ?”コンダラ”って何?
巨人の星」の主題歌で、グラウンドのローラーを引き飛雄馬。「あぁあのローラーの事をコンダラっていうんだ。」と確かに一時期思ってました(^_^;)。
 ”思い込んだら”ね。私たち世代の勘違いトップ。


 「俺は男だ!」「巨人の星」「アタックNo1」「侍ジャイアンツ」「柔道一直線」…。確かに面白くみてました。「ド根性ガエル」は根性をギャグにしていました。
 根性物の最晩年は「スクールウォーズ」とか「スチュワーデス物語」とかですかね。


 学校の先生ですら、子供に対して根性論で接して来たりして。
 根性なしだった自分は、フィクションの世界は楽しく観ていましたけど、そもそも強制、強要が小さい頃から大嫌いな私、根性論なんてもってのほかだったので、当然のように「根性なし」の私の評価は低かったですね。
 
 確かに練習量は少ないより多い方がよいし、才能がなければ人の2倍、3倍の努力をするという理論は分からないではない。でもそれって強要する事じゃないし、如何に自主的に努力できるか、努力の苦労を苦労と思わなくできるかが大切で、外側から根性、根性と言うもんじゃない。
 そんな、根性論で成功していく物語を「すごいなー」とか思いつつ、「あたしにゃ無理だね」とちびまる子ちゃんのように思っていました。

 既に私たち世代はリタイヤ、もしくはリタイヤ寸前。経営者層が私たち昭和40年男世代になってきています。根性論を植え付けようとした上の世代や、根性論で成功した人が上位者になっていたりすることで”ブラック企業”が生まれます。和民社長の言い分なんて、まさに根性論。
 根性論がいけないとは思っていません。根性(根気、集中力といってもよい)が良い結果を生むことは間違いないと思います。しかしあくまでも負荷は自分で掛ける事。監督者、指導者は、個々人が負荷をかけないように管理していくことが大切で、負荷を掛ける側になってはいけない。そこら辺が判っていない「根性による成功者」が、指導者になるから、パワハラが生まれる。

 ま、こういう甘い事を言っているから出世から縁遠かったんですけどね(^_^;)。

 そんな私ですが、ちょっとほろ苦い思い出がありつつも、今回の特集はやっぱり懐かしく面白かった。
 連載ピックアップの昭和60年も良い。20歳。いい時代でした。

 

今回のもくじ↓
-巻頭特集-
巻頭言 俺たちど根性世代

【PROLOGUE】
瀬古利彦が語る「勝つためには、どんな時代でもど根性」
【SIDE A】ENTERTAINMENT
“どっこい生きてる”『ど根性ガエル』の教え
梶原一騎が描いた“陰”と“陽”のど根性ストーリー『巨人の星』vs.『侍ジャイアンツ
試練をバネにして成長 少女マンガ主人公の折れない心
耐えろ、ゲン!戦え、ウルトラマンレオ
スポ根と少女マンガの融合が生んた青春学園ドラマの傑作『おれは男だ!』
俺たちも『どっこい大作』だった!
それを語らずして栄光への道は開けないアニメやドラマから教わったど根性

【SIDE B】REAL WORLD
どっこい!俺たちのど根性日記
根性主義から個性重視へ豊かさへの変化によって変わった教育現場
五輪の舞台できらめいた汗と涙とど根性
家族で笑い、応援したチャレンジボーイ『びっくり日本新記録
“ど根性”が生んだ高校野球の伝説愛甲 猛の根性論
ロング・リブ・ロック! 不死身のモッズ魂ザ・コレクターズ
カムバックを成し遂げた芸人の熱い魂森脇健児
七転び八起きのプロレスラー越中詩郎 不屈の侍魂
本田宗一郎松下幸之助稲盛和夫など世界的企業を育てた男たち
【EPILOGUE】
スポ根が染みついた俺たちの精神性を見つめ直す“ど根性”は死んだのか…?

インタビュー
俺たちのアイドル堀江美都子「声帯は全く衰えていないと思っています。」
荒海に生きるタメ年男。江幡哲也「定年まで逃げきるなんて不可能。我々にはやるべきことが山積みだ。」
ガツンとひと言。兄貴の説教大江千里「いらないものが見えなくなって美しいものが見えるようになった。」
追憶のボール 第二十球梨田昌孝「最後の打席はあのヒット、それで最後の守りはなんの夢もないあの場面。」
Special interview伊藤 蘭「いかに楽曲に恵まれていたかをあらためて感じています。」

連載:夢、あふれていた俺たちの時代。昭和60年
昭和40年男的こころのベストテン
内海和子が語るおニャン子クラブ
80年代中盤に大ブレイクしたセーラーズ
W杯アジア最終予選・日韓戦、木村和司伝説のフリーキック
ホンダからクイントインテグラなど人気車が登場
「ウィ・アー・ザ・ワールド」リリース、「ライブエイド」開催
居酒屋チェーンブーム最盛


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開花宣言と名残り雪

 東京で史上最も早い桜の開花宣言がありました。

 気象庁は14日、東京都心の桜の開花を発表した。1~2月にヒガンザクラが開花した沖縄・奄美を除き、全国で最も早い開花。平年値は3月26日だが、12日早い。靖国神社にあるソメイヨシノの標本木に5輪以上の開花を確認した。この日の都心はみぞれ交じりの寒さだった。これまで最も早かった都心の開花は02年の3月16日で、都心の開花としても早期開花の記録を更新した。(3/14(土) 20:14配信日刊スポーツ)

 春めいた話題で、いつもなら卒業式や入学入園の季節、お花見どこ行こうかな?近くでの満開は何時頃かな?と思う頃。でも今年はコロナウィルスの影響で暗澹とした気持ちの中の開花宣言でした。
 しかも朝から冷たい雨にプラスして冬に逆戻りの気温。と思ったら日中うっすらと積もるほどの雪。今頃の時期に雪が降る事はないわけではないけど、開花宣言と同じ日に東京で雪が降った事はないんじゃないかな。まるで今年を占うような出来事です。
なごり雪と言えば伊勢正三作詞作曲かぐや姫時代の曲をイルカがカバーして大ヒットした名曲です↓ 
 

イルカ なごり雪
♪今春が来て君はきれいになった。の所が伊勢正三のオリジナル版から変わっており、イルカカバー版がいまやスタンダードになっています。

で「かぐや姫」の楽曲。伊勢正三版↓

なごり雪  伊勢正三




沢山の人がカバーしていますが、最近は秦基博がカバーしていたり↓

秦基博 なごり雪

上白石萌音ちゃんのカバーが何気に良かったりします↓

上白石萌音 なごり雪


外出もできない昨今、「なごり雪」を家の窓から楽しむのも一興です。もう降ってないけど。

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「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)

門田隆将著・角川文庫

 現在公開中の映画「Fukushima50」の原作ノンフィクション。あまりに巷間の映画評が、私を含め賛辞派は高い評価、否定派は最悪な評価と極端な賛否両論になっており、現実はどうだったのかを知りたくなり即購入しました。
 結論として「映画として事実の取捨選択はあるもののほぼ事実に即している」というのが感想です。

 もっとも、映画はフィクションにしても、ノンフィクション、ドキュメンタリと銘打っていたとしても、そこには著作者の視点、ディレクターの視点という”フィルター”が掛かっているわけだから、まったくの現実とは異なる。さらに言えば、当事者であったとしても、一人ひとり持ち場が違えばその感想は異なる。では何をもってノンフィクションといえばよいのか。
 すくなくともこの本では、吉田所長を中心にあの時最前線にいた人の複数の証言、官邸にいた菅首相原子力安全委員会のメンバー、お亡くなりになった社員のご家族にまで丹念に証言を集めて事実の周辺を固めている。
 映画では、巷の評判”イラ菅”そのままにカリカチュアされているような菅首相の描写や、篠井英介の本店常務の現場に冷たい演技がまさに現場に対する”悪役”と描かれ、かつ短い時間故に言葉足らずで描写しきれなかった点を、鬼の首でも取ったかのように「事実と違う!」と声高に叫んでいるのが映画否定派の主な意見。現場の大変さ崇高さが強調されているのは、2時間の物語としては正しいし、少なくとも映画内の原発事故の様子は、日本人なら見るに値すると思います。

 本書では、吉田所長病床での証言「格納容器が爆発すれば、放射能が飛散し、誰も近づけない。福島第一第二あわせて10基の原子炉がやられるので、その被害は単純に考えても、¨チェルノブイリ×10¨の数字が出ます」とか、それを受けて班目春樹・原子力安全委員会委員長の証言「日本は¨三分割¨されていたかもしれません。汚染によって住めなくなった地域と、それ以外の北海道や西日本の三つです。日本はあの時、三つに分かれるぎりぎりの状態だったかもしれないと、私は思っています」が事故後の証言として記録されています。また、映画では表現されていなかったですが、事故後菅元首相に取材し、なにが、彼をあのような行動に駆り立てたか、元首相の言い分をきっちり紹介しています。

 確かに事故は世界的に見ても悲惨なものだし、それが東電や政府の甘い予測や経済優先、予算をケチった結果に起きた人災であることは間違いない。それでも、最悪な事態を招かない様に身体を張って頑張った人々がいた。そのことについて知り、感謝をすることは、今無事生活が出来ている日本人はみんな知るべきだし、だれも彼らの頑張りを否定することはできないと思います。

 変な色眼鏡で見ることなく、映画は観て欲しいと思うし、合わせてこの原作を読むと更に理解が深まると思います。

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結局日本の対策が評価される?

 遂にWHOが”パンデミック”を宣言しました。
 国内感染者は、クルーズ船を除き約700名、死亡者15名。
 一方、世界を見てみると感染者数は115の国・地域で12万5293人に達し、うち4600人が死亡(日本時間12日午後6時現在)。
 感染者数については、何でもかんでも検査している国がある一方、日本のように感染者との接触の可能性のあった人や重篤な症状になった人だけ調べているのでは、陽性発見数が異なるので何とも言えませんが、約2か月で死亡者15名というのは結構対策が奏功してるんじゃないかと思ったりします。
 何でもかんでも検査、はい陽性ってやってたら病院がいくらあっても足りない。しかも治す薬もない。自然治癒ができない、体力がないなどで致死率は飛躍的に上がる。
 
 世界的にもあらゆる国が入国制限をし始めており、人の移動だけでなく物流まで影響が出てきている。
 先に感染者が発見された国は先に収束していくかもしれませんが、ここ最近発覚した国はこれからが本番。ってことを考えると、7月のオリンピックの時に日本は安全宣言を出しているかもしれないけど、他の国が大爆発していて、オリンピックどころじゃない。せっかく収束宣言をした日本にまた保菌者を連れてくることになるけどいいのかな? < 森元首相

 19日にはいったん自粛要請を解除するとか言ってるけど、ほんとにいいの?
 確かにこのままだと経済に与える影響が大きすぎるから仕方がないとか考えてんのかな?

 もっとも、現状の致死率を考えれば、もう収束させるなんてハナから考えずに、全員罹患してしまうってのも一方ではあり、とか考えてんじゃ?「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」
 どうせ死ぬのは年寄と病弱な奴らと少し若い人。老人が亡くなれば社会保障費がかからない。体のいい厄介払いが出来て国としても万々歳…。怖いぞ。

 ふざけんな。
 経済は大切かもしれないけど、そもそも、その為に春節時期の中国マネーをたよりにしたばかりにこの状態を産んでいる。
 今更ですけど、1月初頭に中国からの旅行者を制限していれば、ダイヤモンドプリンセス号の対処にもっと真剣にとり組んでいれば、ここまでの拡大はなかったに違いありません。
 といっても、まさに後のまつり。

 アメリカの金持ちはよいけど、スラムに住む人は医者にもかかれない、仕事も休めない。本当にこれから大爆発するでしょう。


 収束は、早くて1年後くらいか。ウィルスに怯えた生活がしばらく続くんでしょうね。
 

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あの時何を。

 2011年3月11日14時46分、宮城県沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が起きた。
 そのわずか3分後、津波警報が発表され、もっとも大きなものはは岩手県大船渡市の綾里湾において40.1 mにまで達していたという。
 9年経って、津波被害のあった宮城県岩手県の沿岸地域でも復興が進んでいるとは言い難い。
 福島県沿岸に建てられた原子力発電所にも津波が襲い、予備のディーゼル発電機も浸水、電源を喪失して、1-3号機がメルトダウンを起こし水素爆発、沢山の放射能をばら撒くことに。
 9年経っても避難解除が行われていないところがあります。


 このblogは2006年から毎日更新を続けています。当然”あの日”の事も帰ってから書いてます。
 →http://hee.hatenablog.com/entry/20110311

 新宿に勤務していた私は、電車が動いていなかったので歩いて帰宅。約30km、18時に会社を出発して家に着いたのは深夜1時でした。
 あの時は歩いて帰る人が結構多くて、寂しい感じはありませんでした。途中、成城のあたりを歩いていたら、家の前で紙コップに入れたスープをトレイに乗せて道行く人に渡していた奥さんがいました。嬉しかったなぁ。
 
 今日は日中20℃を超える暖かさでしたが、あの日は寒かった。

 そして9年経った今、新たな災害ともいえる新型コロナウィルス禍。
 株価は暴落、自粛ムードは、震災の時と同じ。
 今日、春の選抜高校野球の中止が決まった。震災の時でもやったのに。ある意味今の状態は震災以上かもしれない。
 7月の東京オリンピックをどうしてもやりたい森元首相。世界中に感染が広がり、もはや開催可否は日本だけの問題じゃなくなっているのに何故気が付かないんだろう。
 だいたい衛生観念の高さは世界一といっても過言ではないニッポンがこの状態で、その他の国で感染が広がったらもう止めようがないんじゃ。。
 WHOは”パンデミック前夜”とかわけのわからんことを言ってますけど、いやいや、これをパンデミックって言わないで何がパンデミック

 赤道直下の暑い国でも感染が確認されて、暖かくなったら活動が鈍るとも思えない。
 現在の大型イベント自粛要請で、多少は感染拡大は防げている(と思いたい)けど、それも焼け石に水じゃない?いつまで自粛すればよいのか。つーかもう遅いとしか思えない。

 このまま自粛が続けば、飲食業、個人事業主は次々と収入が激減していずれ破綻する。
 大企業ですら”世界の工場”ともてはやした中国からの物流が途絶えて、かなりの影響が出始めている。
 ここ1ヶ月仕事らしい仕事は全然できていません。
 
 この先日本は、世界はどうなってしまうんでしょう。 
 私たちは何をすればよいんでしょうねぇ。

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