日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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『杯(カップ)』を読む

hee2006-05-16

『杯(カップ―緑の海へ―』沢木耕太郎を読む。

2002年日韓ワールドカップ沢木耕太郎の手で追いかけた
ノンフィクションだ。


93年のドーハでの惜敗以降、
ワールドカップは結構楽しんでみるようになった。


今度のドイツワールドカップ日本代表も今日発表され、
いやがおうにも盛り上がってきましたねー。


そんな中、『杯(カップ)』の文庫化はまさにタイムリー。
トルシエとはなんだったのか?
ベスト4まで行った韓国と日本の差はどこにあったか。
もちろんさっかーに関するノンフィクションなので
サッカーの記述は多いのだが、
それにもまして、日韓を行ったりきたりする
沢木耕太郎の行程(道程)が妙に印象に残る。


文中で、焼肉屋で知り合った韓国の男性が、
「今まで日本は韓国に対してひどいことばかりやってきた。
 でも、今回のワールドカップで日本がトルコに負けた時
 韓国人は大喜びをした。
 これは日本にして韓国人がした初めて謝らねばならないことだ」
という箇所がある。


まぁ、かたやベスト4、かたやベスト16という
余裕からくる言葉かもしれないが、
何でもかんでも火病って冷静に考える余裕すらない韓国にとって
初めて自分の態度がおかしいと思えるようになっただけでも
日韓共催ワールドカップの意味はあったのかもしれない。


さて、ことしのワールドカップ
日韓の行く末や如何に。