日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

『名前のない女たち』

を読む。中村淳彦著(単行本で読みましたが既に絶版、現在は文庫で入手可能)
男なので、AV見ます。さすがに最近は結婚して(妙齢の)子供もいるので殆ど観ませんが…。
この本は、単体で売れるような作品(AVを作品というかどうかはおいといて)に出るようなAV女優ではなく、名前もテロップされないような作品に出ている女性のインタビューを集めたもの。
何故人前で肌をさらし、それ以上の行為を記録されることを選んだのか?彼女たちの人生は壮絶で正視に堪えない。あまりAVに興味がなくなっているからいいようなものの、春真っ盛りに読んだら素直にAV楽しめなくなってしまうほど。
人にはいろんな人生があるし、職業に貴賎なしだと本当に思っているので、無理やりいやだけどやってる(やらされている)のでなければ、AVの仕事をしていることは本人の自由だと思う。

沢木耕太郎の『人の砂漠』を読んで以来、ノンフィクションものって結構好きです。有名な人の話よりも、市井の人の生き様をルポしたものって、もしかしたら、あの分かれ道で違う方を選んでいたら、私もこの道を進んでいたかも知れないと思うと、とても興味深く読めます。
この本に出ている女性たちが幸せに生活していることを祈ります。

名前のない女たち (宝島社文庫)

名前のない女たち (宝島社文庫)