今日はお休み。
久しぶりにカミさんと映画に行きました。
銀座で単館上映していた「太陽」が上映館が増え、
うちの近くのシネコンで期間限定上映。
「太陽」はロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督作品。
昭和天皇の終戦〜人間宣言をするまでの話。
05年に完成、日本を除く世界各国で公開されていたけど
何しろ主題が「天皇」なので、日本公開は難しく、
勿論大手配給会社は二の足を踏んで、
公開から1年強、やっと日本でも観られることに。
話を聴いて、観たいなぁと思ってたので“渡りに船”とばかりに
カミさん誘って行ってきました。
昭和天皇は、イッセー尾形が演じているのですが、
まーこれがソックリ。
イッセー尾形のひとり芝居は昔から好きで
都市生活カタログ全10巻のヴィデオは私のコレクション。
(もちろんダビングでないマスターテープ)
彼の演技を観るだけでも一見の価値はあると思います。
DVDになるか不安だったので、劇場に足を運びました。
ストーリーとしては
ヤマはなく、淡々と進む110分。
これ家で観てたら絶対寝るな。
全体的に暗い。
太陽が太陽としての機能を果していない象徴のような。
カラー作品なのに、B/Wみたいな印象。
もろ手を挙げてお勧め!ではないです。
特に昭和天皇を知る世代でなければ、
更に面白みは半減。わたしたちは、ぎりぎりって感じ。
逆に、戦中、戦後をビビットに経験している世代は
感慨深いものがあると思います。
観客もそれくらいの年齢層の方が多かった、
つーか、自分たちより若い世代は1組だけ。
もし初デートだったら、この後どーゆう会話するんだろ。
デートで観るならもっと違う映画にしたほうがいいと思うぞ。