日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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昨日の続き。少年兵に想う。

hee2006-10-28

『僕は13歳 職業、兵士―あなたが戦争のある村で生まれたら―』が正式タイトル。
著者は、鬼丸昌也さん、小川真吾さんの共著。
この方々はNPO法人「テラルネッサンス」日本小型武器行動ネットワーク運営委員をしておられ、世界から小型武器をなくしていこうという活動をされてる方です。


子どもの兵隊(おもちゃの兵隊じゃないぞ)は、
最前線に立ちます。
なぜなら、補充が簡単だから。
当然、いっぱい死にます。
オトナでも怖い地雷原を部隊の先頭に立ちます。
当然、爆死、足がなくなるなんてことがあります。
どうして、そんなことが平気で出来るのかというと、
マリファナ入りのお茶を飲ませ、
上官は、
「これでお前たちは弾に当たらない。
当たっても痛くないし、絶対死なない、
さあ、行け」と
命令するそうです。

少年兵がここまで活躍できるのは、
小型武器があるから。
特に旧ソ連崩壊後、たくさんのAK47という自動小銃(機関銃みたいなのね)がいっぱい紛争地域に流入したことが原因とも言われてますが、
子どもにも簡単に扱える小型武器がこの悲惨な状況を生み出してるといいます。

これは旧ソ連だけの問題ではなく、
世界の警察と自負するアメリカでつくられている「M16」は
その次に使われているもの。
あとは、順に、
「G3」(ドイツ)
「FAL」(ベルギー)
と続きます。




一時「サバイバルゲーム」をしていた事があって、
家にも「M16」があります。
勿論本物の弾がでるわけでなく、
プラスチックの弾が出るだけですが。
これでもプロテクターをしていないところに当たると結構痛い。
至近距離で撃たれれば皮が切れ、肉がはじけます。


殺傷能力をもった本物の銃を持ち、
戦争に駆り出される子どもたち。


大人たちの勝手な思いではじめた戦争に巻き込まれる
子どもたちがいる一方で、
受験に関係ないからといって、
世界の歴史を学ばない子どもを作ってしまう大人がいる国もある。


世の中、どっかおかしい。
特に、オトナがもっとしっかりしないといけない。
自分も子どもみたいな大人で、
決して子どもの見本になるような
いい大人じゃないかもしれないけど、
すくなくとも、
次の世代に悪影響を及ぼすような事はしないようにしようと思う。


その為には、まず、正しく生きること。
いいことはいい、悪いことは悪いと判断し、行動できるようになること。
周りに流されないこと。


具体的に世界中の子どもたちを救う活動はできないかもしれないけど、
まずは自分の身の回りのことをきちんとしようと思った次第です。




これ以上子どもたちがオトナの都合で死にませんように。