日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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卒業式

休日出勤の代休も余っていたので、娘の卒業式に行ってきました。
長男の小学校の卒業式も行かなかったので、最近の小学校の卒業式に出たのは初めて。
いやー、私たちの時と全然違う。
場所は体育館でやるんだけど、演台が、舞台の上ではなく生徒と同じ目線、体育館のほぼ中央にあります。
演台の後ろが父兄席。
演台の正面に卒業生、左右に来賓、教師、職員、在校生という配置。
つまり、卒業証書授与を、父兄は正面から見ることが出来ます。
来賓挨拶はなし。市立小学校は同じ日に卒業式をやるので市議とかは来ません。
前任の校長とか担任だった先生、PTA会長とか。

卒業証書はひとりひとり校長先生から手渡し。
80人くらいだからできるんだね。
卒業証書をもらう時、
卒業生は将来の夢を発表。
うちの娘は、
「みんなを笑顔にできるお菓子を作るパティシエンヌになりたいです」
って。
歌も「仰げば尊し」とか「蛍の光」とかやらない。
♪勇気を翼に込めて 希望の風に乗り
この広い大空に 夢を託して〜
旅立ちの日に」って歌を合唱。
最後は
「世界にひとつだけの花」の在校生器楽演奏(リコーダーとかアコーディオンとか)
で送られてました。

まぁ手作り感のあるいい卒業式でした。
私的には、「仰げば尊し」は卒業式と不可分なので、儀礼的だとか「先生なんかに恩感じてねーよ」とか、先生側にも「別に仕事でやってんだし、感謝されなくてもいいけど」的なシニカルな意見もありますが、是非やって欲しかった。
勿論、先生側がこれで締めるって言うのも"言わされ感"があるので、以下の様なシチュエーションを考えて一人で感動してました。

旅立ちの日に」を唄い終えた卒業生。
指揮をしていた児童が、おもむろにマイクを握ります。
「校長先生、式次第にはありませんが、もう1曲歌っていいでしょうか?」
会場内はざわつきます。
校長先生も何も言いません。
「先生、職員のみなさん、来賓のみなさん、そしてこれまで育ててくれたお父さんおかあさん、私たちの小学校生活最後にこの歌を皆さんに贈りたいと思います。」
ピアノの演奏。
どこで練習をしていたのか、綺麗な混声4部合唱。
仰げば尊し
このサプライズに涙をこらえていた先生方、父兄が感動に涙します。

これくらいのことやらねーかなぁ。
感動しちゃうんだけどなぁ。