日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

卒業式

 娘の大学卒業式でした。
 今回は、これで2人の子どもの学生生活もすべて終了、自分の子育ても"卒業"ってことで、会社は有休取って参加してきました。これまで卒業式は、中学も高校もカミさんだけ参加、私は幼稚園と小学校だけ。長男の大学卒業式もカミさんだけでした。

 長男が生まれたのが1992年ですから、26年間の子育て期間でした。もっともそのほとんどはカミさんが育てて私は単にお給料を運んでただけですが(^_^;)。
 子育てというのはお金がかかります。大学だけでも4年間で数百万、文系だからそれくらいで済んでいますが、理系ですとその倍以上、医学部とかだと1000万を越えます。生まれてから考えたらかなりのお金がかかるし、時間も取られます。だからといって、子育てが済んだら恩返しをしてくれるとかは全く期待はできないし、掛けた分の見返りがあるかというと恐らくありません。それをもって、子どもは大変だから作らない、という最近の風潮は違うと思います。大変か大変じゃないかといえばそれは大変です。子どもに掛けた分のお金や時間があれば、もう少し余裕ある生活はできただろうし、旅行とかも行けたかもしれない。趣味に時間とお金をかけられたかもしれない。弓道も今頃は称号者になっていたかも…。ないか(^_^;)。
 子を産み育てることは、見返りは求めないことが大切で、その子供たちが結婚をして子ども(私にとっては孫)を産み育てることができるように成長をしてもらうことが大切なんだと思います。そうして私たちが子どもに掛けた時間やお金を今度は自分の子供たちにかけていく。そういう世代間での申し送りが重要なんだと思います。
 既に両親は他界してしまいましたが、生前恩返しらしいことは感謝はしていますけどまったくと言っていいほどできませんでした。親がどういう気持ちだったかは知る由もありませんが、2人の子ども、親にとっては孫を育てたことが一番お恩返しだったんじゃないかな。

 子どもは、5歳くらいで恩返しが終わる、といいます。確かに子どもが可愛いのは、5歳くらいまでです。それ以降は正直5歳までの可愛さを胸に、責任感で色々お世話してるといっても過言ではありません。それでも、自分の遺伝子を持っている(と男は信じるしかないんですけど(^_^;))"分身"を育てるというのは、ゲームキャラクターを育てるよりも無茶苦茶面白いです。なんといっても失敗してもリセットはできません。成長していくにつれてNPC(Non Player Character)になっていくというのも人間を育てる面白さです。NPCになっても見た目も性格も遺伝上の相似はやっぱり有ったりします。

 子育てはゲームに課金するようなものですけど、ゲーム以上に高額だし、思い通りに行かないし意外にハードモードです。ですが、ゲームよりも仕事よりもあらゆる趣味事よりも面白かったです。

 これからは自分で稼いでしっかり生活していってほしいもんです。とはいえ就職しても2人とも家を出ていく気配ありませんが…(^_^;)。