おぢさんは最近涙腺がゆるいので、あざとい『お涙頂戴』だと判っていても、うるうる来ちゃうんですよ。
『99のなみだ』はDSのソフト。自分のプロフィールやその時の心情に合わせてソフトが物語を選択してくれる。今回読んだのは、その文庫版。恐らくこのソフトの中から選ばれた12篇の短編が載っている。
ソフトと違って、自分の現在の心境と合っていないものもあるけど、1篇1篇がうるっときちゃって、通勤の行き帰りの電車の中で読んでいる私としては、涙がこぼれないか、そっちのほうが心配で「これ以上心をゆさぶらないでくれい」と本気で思いました。
こういうものの楽しみ方は斜にに構えていたらダメ。とにかく主人公に同化して、あたかも主人公になったかの如く読み進めないと、あざとさばかりが鼻についてむかつきます。
「そーくるかー」と思ったとおりの展開。しかも完全に感情移入しているからもう大変。
こういう本は電車ではなく、ひとり静かにおうちで読むもんです。
つづきも何冊か出てるんだよね。買っちゃおーかな。

99のなみだ―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)
- 作者: リンダブックス編集部
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 文庫
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