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価格自壊

 8月11日から、「ニンテンドー3DS」がメーカー希望小売価格\25,000から\10,000downの\15,000にされると任天堂から昨日ニュースリリースされました。
 (任天堂hp「価格改定前にご購入された皆様へ」と題するユーザ向け挨拶文)↓「購入された」じゃなくて、「ご購入いただいた」皆様へ、だと思うが…。
 http://www.nintendo.co.jp/info110728/index.html
 ゲーム機が、ある時期を過ぎると価格を下げるのは今までにもあったことですが、発売後半年という異例の速さでしかも40%もの下げ幅は、例がない。
 この発表の裏には、海外市場も大きな任天堂にとってここのところの円高による収入の大幅減が一番大きな要因でしょうが、思った以上に「―3DS」が市場に受け入れられていない(売れていない)のも要因。まさに"泣きっ面に蜂"で、既存ユーザーへの影響を考慮しても、ここはひとつドーンっといってみたって感じですかね。
 既に手に入れた人は、悲喜こもごも。先行ユーザーに対しては、「ファミコン」と「ゲームボーイADVANCE」旧作ソフト(計20本)を無料ダウンロードする権利(ニンテンドー3DS アンバサダープログラム)をあげますとのこと。しかもADVANCE版ソフトについては非売品なので、先行ユーザしか手に入らない貴重?なもの。
 「旧作ソフトもらってもなぁ…」という声もありますが、いちいちファミコンやアドバンスを引っ張りだしてこなくても「―3DS」で遊べるならそれも良しではないかと思います。

 私的には、1ヶ月ほど前、「ぜルダの伝説 時のオカリナ3D」と一緒に本体を買いましたが、今回の発表、思った以上に衝撃は受けませんでした。一万円は大きいけど、2回くらい飲みに行ったらなくなっちゃう金額だし。それよりも、いくら前例がない時期と価格幅とはいえ、先行ユーザーに対してなにがしかのフォロー策を考えた任天堂は偉いと思います。先行ユーザーの気持ちを100%なだめることはできないと思いますが、これまでゲームに限らず従来の価格を下げた時に、先行ユーザーに「ごめんなさい」をしたメーカーは皆無だと思う。

 責めるのは簡単だし、文句を言うのも自由。色々な期待や思いをこめて「−3DS」を手に入れた人もいるだろうし。でも、やっぱり、たくさんの人に所有してもらうことを第1に考え、価格を下げるというのは、ベストとは言わないまでもベターな選択肢のひとつ。

 ただ、間違ってはいけないのは、ゲームの本質は、ハードではなくてソフトだということ。いくらハードが安くても、やりたいソフトがなければ、タダでもいらない。私が「―3DS」を買ったのは、Nintendo64で素晴らしい経験をさせてくれた「―時のオカリナ」をハード、ソフト合計三万円出しても3Dでやってみたいと純粋に思ったから。

 ハードの性能に寄りかかるのは、他のメーカーにやらせておけばよいのです。任天堂は昔からハードは二の次、ソフトが大切という方針でユーザーの支持を受けてきた会社だということをもう一度よーく考えてもらって、3DSの性能に負けないくらい面白いソフトを開発して欲しいと思います。


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