日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「幽霊屋敷の恐怖・血を吸う人形」 を買う。

 DeAGOSTINIの「東宝特撮映画DVDコレクション」を久々に買いました。この号でNo63。当初55号の予定が、好評らしく延長しています。東宝特撮DVDとしては劇的にに安いんだけど、毎週2000円出すのはさすがに躊躇われ、かつ、持ってる作品も多いので、第1号の「ゴジラ」(これは特別価格で990円だった)、第4号の「海底軍艦」と、今回が3つ目。
 東宝版のDVDを観慣れているせいで、冒頭のサウンドロゴがないと変な感じ。値段が安いからしょうがないんだけど、本編のみでメニュー画面すらない。予告編も次号の予告編しか入っていない(今回は、次号「血を吸う薔薇」の予告編)。本編だけ観たい人には良いかもしれませんが、DVDそのものにはコレクション的要素は皆無。そりゃそーだわな、このシリーズはDVDは付録という記載がされています。確かに10頁ほどの付属の冊子には、当時の宣材や写真、スタッフキャスト紹介、メイキングシーンの写真、撮影秘話など、なかなか見ごたえあり。サッシがメインですよというのも頷けます。
 
 そもそも「幽霊屋敷の恐怖・血を吸う人形」は、大阪万博で日本中が浮かれまくってる真只中の1970年7月封切の作品。夏と言えば、日本では怪談が上演されています。この作品もその流れなんでしょうが、和風の怪談話ではなくて、吸血殺人鬼となった洋館に住む美女の話。結婚を前に、土砂崩れで不慮の死を遂げた夕子。彼の海外出張中にこんなことになってしまって彼女は死にたくないと願う。その願いを、母親が知り合いの精神科医を使って催眠術をかける事で、死んだことを意識させないようにしてしまう(んなバカな…ww)。で、ゾンビーとなった娘は、包丁片手に血を求めて彷徨うようになっちゃったって話。

 この美女役が、小林夕岐子(様)といって、東宝の女優さん。これがまた美しいのなんの。東宝の女優さんは、特に私の琴線に触れる美しい方ばかりなんですが、その中で群を抜いて美しいです。惜しむらくは、1966年のデビューから1974年までの8年間しか、映画・TVに出演されず、引退してしまった事です。その少ない出演作の中で、この作品が唯一といってよい主演作なのであります。

71分の小品ながら、今も活躍される中村敦夫さん、中尾彬さん、松尾嘉代さん、故人ですが、「麻雀放浪記」の出目徳、高品格さんが出演しており、なかなか楽しい。今の映画と比較してしまうとチープ感は否めませんが、小林夕岐子様を観るだけで満足です。
 
ちなみに、小林さんには、2009年8月29日のこの作品の上映会をやった時にお逢いしました。その時のblogは↓
http://d.hatena.ne.jp/hee/20090829
とても上品な女性になっていました。

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形 [DVD]

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