日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「宇宙戦艦ヤマト2199最終章」そして新作へ…。


 「最終第7章そして艦は往く」の公開から約2週間、TVオンエアも本日無事終了しました。劇場先行上映は結局2回観ました。これまでは先行上映後に感想を書いていましたが、最終会のネタバレを避ける為、本日のオンエアを待って感想を書きます。


 七色星団でのドメルとの死闘を辛勝したヤマトは、ガミラス本星を目指す。旧作では、濃硫酸の海に沈む寸前に海底火山に波動砲を打ちこみ天井都市を破壊、完膚なきまでにガミラスを滅ぼす。その後双子星だったイスカンダルに行き、スターシャとの邂逅、古代守と再会、(TVでは機関士・藪の反乱)コスモクリーナDを受領というお話ですが、2199版は旧版を踏襲しながら、かなりオリジナルな展開をみせました。

 最後地球が見えたところで、沖田艦長の「地球か…何もかもみな懐かしい」の名シーンはやはり涙を誘います。地球がコスモリバースシステムによって青さを取り戻した時に掛かるのが、「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」の中にあったものの「ニッポン放送4時間生ドラマ・宇宙戦艦ヤマト」でしか使われなかった「明日への希望」という男性スキャットの曲。

この曲すごく好きで、ラジオドラマでもエンディングに使われていました。しかし、TV版ではカットされてましたね、残念。ソフト版では是非先行公開版のまま使って欲しいものです。
だいたい、プロモーションビデオにも使われてるのに、なんでTVでカットしたのか…。
http://www.youtube.com/watch?v=51utm_LNX8E:MOVIE

 今回のヤマトは、重箱の隅をつつけば色々と思うところはありますが、そもそもヤマト、特に神に等しい第1作をリメイクするという大事業に対し、果敢に取り組んだ出渕監督以下スタッフの皆さんに大拍手です。実写版ヤマト(「SPACEBATTLESHIPヤマト」)もそうですが、過去の偉大な作品の再アニメ化、実写化は、旧作ファンと新たなファンの目を意識しないといけないから、ハードルがオリジナルの作品より格段に上がります。何をどうしても原作至上主義の人はいるし、そういった批判の眼が確実にある中、本当に最後まで駆け抜けるのは至難の業です。
 そういったひいき目を抜きにしても今回のリメイクは本当によくできていたと思います。旧作でのご都合主義的な場面や製作体制の不備から来る不整合(冥王星まではガミラス人は肌色、以降が青色とか)、あれだけの大プロジェクトに乗組員は女性一人などをしっかりと構成し直し、ヤマトがイスカンダルに行かねばならない必然性、ガミラスイスカンダルの関係など納得がいくようになっている点はとても良かった。

 旧作はいまから39年前。作画の乱れは酷く、毎回キャラクターの顔が違ってました(笑)。再編集の映画版ですら、今となってはちょっと観るに耐えない感じでしたので、そういう意味でもリメイクは良。当初、庵野監督がリメイク依頼を受けた時、26話全てを同じ絵コンテで作り直すといったそうですが、庵野監督程のクリエイターですらそう思わせる、私たち世代にとってはまさに聖域作品。


 TV放映の最後、更に驚きの情報が。
 http://www.youtube.com/watch?v=box8gRmOp98:MOVIE
 どんな物語になるのか、今から楽しみ。しばらくヤマト、また楽しめそうです。

 10月2日、「宇宙戦艦ヤマト復活編ディレクターズカット版」もTV放映されるらしい(夜11時58分〜2時28分)。ディレクターズカット版は、劇場公開版とエンディング他違うところがあるらしい。観ていないのでこれも観ないと。。