9:30から17:00まで、超ロングラン講習会でした。
講習会では、射技だけでなく体配を学びます。「体配」ってゆーのは、立ち居振る舞いとでもいえばよいかな。弓道って、的に矢を中てる事も大切なんだけど、そこに至る動作、そして射た後の動作がとても重要だったりします。競技においては的中数を競いますが、特に審査になるとこの点が重要視されます。射場に一歩足を踏み入れるところで、昇段するかどうかが決まるといっても過言ではありません。
4つの基本の姿勢(立った姿勢・腰掛けた姿勢・坐った姿勢・爪立って腰を下ろした姿勢(跪坐、蹲踞))と、8つ基本の動作(立ち方・すわり方・歩き方・停止体の回り方・歩行中の回り方・坐しての回り方・礼(立った礼(立礼)/座った礼(坐礼))・揖(ちょっとお辞儀する感じ))とあって、これを組み合わせていくわけです。これに合わせて、弓を射る時の8つ順番(射法八節)がちゃんと出来てはじめてオッケーとなる。射技だけでいれば、この射法八節をどんな状況、心理状態であってもリピートできることが求められます。
「正射必中」という言葉があり、見たまま「正しい射をすれば必ず中る」っていう意味なんですが、この正しい射というのをする為に日々練習するのが弓道。こればかりは、独学では限界があり、やっぱちゃんと指導者に見てもらわないとなかなか上達しません。
細かなところがひとつでも出来ていないと矢が的に向かって飛ばず、飛んでも的に中らない。1本中っても2本目は中らない。中る事は大切だけどそれ以前のそういう姿勢、動作が中りを決めるわけです。
3回に1回くらい褒められた今日の講習会。夜は先生を囲み反省会と称した飲み会。稽古場以外で老若男女の弓友の皆さんといろんな話ができて楽しい夜でした。来年はなんとか昇段して先生をぎゃふんと言わせたいもんです。