大学時代の恩師が退官されることになり、その記念パーティが池袋であったので参加してきました。
お世話になったのは、大学３〜４年のゼミ。日本文学科上代文学の古事記・日本書紀を読み解くゼミでした。カミさんとは大学の時に知り合ったというのもあって、先生には仲人もやって頂きました（カミさんは同じ日本文学科でも近現代先文学専攻でした）。
このパーティを企画した年代を中心に全国から４０名以上が参加。勿論普通のサラリーマン、主婦が大勢ですが、大学に残り上代文学の教授になった人、そこそこ有名な漫画家さんとかいて、層の厚さを実感。大学を卒業して２７年。会場に入ると最初は？？と思った人も、よく見れば同期の友人、お世話になった先輩じゃん。確かに昔の面影を残していました。
それにしてもセンセーの変わらなさは異常です。計算すると教えて頂いた頃は、43歳。今の自分より年下です。あれから３０年近く経っているのに、多少髪に白いものが混じっているとはいえ、体型は殆ど変わらず。一方の私たちは変わらない人も勿論いますが、年相応に老け、横に大きくなったり、頭も薄くなったり白くなったりと結構な変わりよう。若さの秘訣は、やっぱ若い子たちと付き合っているからなんだろうか。
あの頃夏にゼミ合宿というのが奈良明日香村であって、お勉強の合宿というより、実際に名所旧跡を訪ね歩く（基本交通機関は使わずホントに歩く、徹底的に歩く(>_<)。）んですが、そこで登場するのが合宿実行委員が作る「歌本」。
「歌本」といっても流行りの歌謡曲とかが載っているものではなくて全部和歌。訪問する場所を詠んだ歌をまとめてあって、それをその場所に行って詠むという、何とも風流なもの。
合宿中の満月の夜、明日香村にある甘樫の丘という場所で宴会をするというのも恒例でしたねぇ。今日のパーティで、合宿の時の写真をスライドショーで流していました。
学生時代のたった２年間のゼミ生活でしたが、ここで得たものはすごく多かったと改めて思いました。間違いなく、今の自分を形成するものの何分の一かは、ここで学んだ事。
先生はもちろん、それこそ卒業以来あっていない人もいて、旧友との再会はとても楽しかった。
明日香も卒業以来行ってないなぁ。是非先生を交えて、先生の元気なうちにまた行きたいなぁ。
企画頂いた先輩諸氏。ありがとうございました。
