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「「令和」から読む万葉集 」

「令和」から読む万葉集 (新典社新書 78)

辰巳正明著・新典社新書

 上代文学専攻だった大学時代のゼミの恩師の著作。
 新元号の「令和」は万葉集の梅花謌卅二首并序に記された大伴旅人による「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」に由来し、初めて国文学からの採用ということで話題になりました。中央から大宰府に左遷され、更に最愛の妻を亡くして失意の中催される梅花の宴。
 令和については本年4月1日の拙blogに詳しく書いています。↓
hee.hatenablog.com

 1300年以上も前の歌が現代に繋がるというだけでも十分ロマンを感じますが、更にその源流が交流のあった東アジアの文化からも大きな影響を受けている。今の中国、韓国は元号もなく、過去を捨ててしまい見る影もありませんが、確かにその影響を日本は受け、それを磨き現代に生かしている。
 新元号令和から見る日本の歴史は、「やっぱ日本って面白い!」と改めて感じる事の出来る1冊です。


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「令和」から読む万葉集 (新典社新書 78)

「令和」から読む万葉集 (新典社新書 78)