日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「AKIRA」


 1988年・大友克洋監督
 午前中弓の稽古行こうと思ったら、今週から来週10日まで改修中ということで、夕方の別の稽古場での練習まで時間が空いてしまった。仕方がないので、ストックDVDから「AKIRA」を観ることに。

 1988年(原作では82年)、新型爆弾で東京は壊滅した。舞台は、31年後の2019年戦後復興をし、2020年の東京オリンピックを控えいるネオ・東京。。今更ながらにこの偶然に驚き。
 ある日、暴走族の金田とそのメンバーで幼馴染の気の弱い少年、鉄雄は、白髪の爺さん顔をした少年・タカシに会う。タカシは軍の超能力機関で育てられた超能力者で、反組織ゲリラに連れ出された超能力者だった。タカシの不可視の防御バリアに激突した鉄雄は、軍の超能力組織に拉致され超能力覚醒の実験台にされる。
 鉄雄をすくいだそうとする金田、軍の投薬により超能力者となった鉄雄は、鉄雄と対立。そして組織の秘密、初期の研究段階から研究所の奥深くに封印され続ける「AKIRA」の謎に迫っていく、という話。


連載スタートの頃、高校生で、ヤングマガジンを読んでいたのですが、映画化された88年には就職しており仕事も忙しかったので、実はこの映画観てませんでした。その後、レンタルビデオ、DVDと媒体を変えて何度も見ているのですが、どうも好きになれず。というのも、大友克洋は「気分はもう戦争」から大好きで、日常生活を描いた短編「ショート・ピース」とSFでは「童夢」が最高傑作だと思っていて、「AKIRA」は最初、1,2巻くらいまでは面白かったんだけど、一時映画制作のために漫画が中断してからは、単行本でまとまる毎にしか読んでいなかったせいでストーリーもよくわからず、結局大友作品を読まなくなっていったまさにその作品が「AKIRA」でした。


 映画としては特にアメリカで大ヒットしたらしく、いまだにファンが多いと聞きます。08年にはハリウッド映画化なんて話もありましたがどーなったんだろう。
 今観ても冒頭の暴走シーンでバイクのテールランプが流れるところとかスピード感半端ない。これ全部手書きってのはやっぱすごい。当時観てたら、そりゃ衝撃だったでしょう。でもストーリーと絵はやっぱり原作にかなわない。緻密に描かれた原作は、当時でも珍しい雑誌サイズの大型本。これは今観ても全然古びてません。映画の方は、大友克洋の絵が動くといってもどうしても線が少なくなっていて、それも当時違和感と物足りなさを感じたものです。

(予告編)