録画していた、昨日の深夜から始まった「ルパン三世」を観ました。1985年の「ルパン三世 PARTIII」以来30年ぶりのTVシリーズということ。
ちらほら出ていたPVから好みの予感はしていました。ルパンシリーズで一番好きなのは1stというオールド世代。次がカリオストロ、2ndシリーズ。それ以外のルパンは数作見た程度。山田康雄とともに私のルパンは終わってました。毎年TVスペシャルでやっていますが、どうもなじめないのは、絵柄と脚本がどうも好きになれない要素があるところ。
ところが今回のルパンは、絵柄は1stと2ndの間位のちょっとラフな感じ。この絵だけでまずは◎。
ルパンって、アクションものと思われがちですが、実は静と動の説妙なバランスで出来上がっている作品だと思うのです。これは、ド派手でアクション満載のオープニングと静かなバラード調のエンディングが表しています。静かすぎるとルパンじゃない。だけど2nd以降のルパンは動の面ばかりが強調されて、これもまたルパンではないと思うのです。
さて今回のルパン。第1話のタイトルは「ルパン三世の結婚」。なんとルパンが結婚する!お相手は不二子ちゃんではなくレベッカ・ロッセリーニという、サンマリノの名家ロッセリーニ家の令嬢にしてイタリア最大手ホテルチェーンを経営するロッセリーニ財閥の若き会長。16歳でモデルデビューして以来ファッションデザイナーや歌手、女優、作家を転々として、政治家や有名スポーツ選手との浮き名も数知れないゴシップクイーン。ルパンの結婚式の招待状を受け取る銭形警部。随所に、1st、2nd、カリオストロのオマージュを織り込んでいるのも、私的にはにんまり。オープニングが2ndのインストゥルメンタルver.のリアレンジというのも良い。ルパンの青いジャケット、五エ門のピンクの胴着も思ったほど違和感ない。
結婚相手のレベッカの、可愛いけど破天荒なところも、ルパンの結婚相手としてふさわしい。勿論王冠を盗むための偽装結婚だったんだけど、実は…。これはとりあえず1話を最後までぜひ御覧ください。
新シリーズOP↓
第2弾PV↓
すでに作画は完了しているとの話もあり、これは久しぶりにアニメ1クール楽しめそうです。